【まんが少年日々記】66話 たんかーじょーじ【コラム】
当時、家族は一軒家半分の間借り住まいだった。
男三兄弟は、小学生のうるさい時分真っ只中!。
やるなをやり、行くなを行くという具合だった。
否定されると“なぜ”の感情ではちきれそうな子どもたちですから、かあちゃんは毎日の如くブチキレ、声をはりあげ注意した。それでも騒ぎが収まらないと、家箒でこれでも喰らえの、痛いお仕置きをした。
「口で言って判らない子は、叩いて教える!」
かあちゃんのお仕置きを現代で見かけたら、虐待のそしりは免れないだろう。
叩いて教える型の躾けは、子ども人権保護団体の餌食だ。
現代なら若いおかあさん方からは、SNSなどでバズってしまうだろう。
お仕置きなんて、言語道断の時代到来で上等だね〜。
良し悪しってあるんだろうが最高に上等さー。
何やってもぶたれない、文句聞き流し、隠れ不良、匿名主義、見て見ぬふりOK、大人の躾けゼロ状態。
なんて良い時代の到来だ。
近い将来、躾けロボット必要時代が間違いなく来る。
「叩かなくても判かりますよね〜」ってか。イヤ〜ン。
躾の鬼の母ちゃんも鬼籍に入りうん十年たった。
後年はそんな事あったかーという朗らかな笑顔で「叩いたら大変だよー」と。
謎の言葉をペシャリしれ〜っとしていた。
かあちゃんの発言は、いかに三兄弟に痛い躾が必要だったのか苦労が思いやられる。
振り返ると、なんだかんだと感謝している。今更ながら反省します。
あ、何やら反省文じみてきた。
ではでは、このへんでおしまいです。
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