【まんが少年日々記】74話 銀玉てっぽう【コラム】
戦闘準備は駄菓子屋。
いならぶクジ引き、冷蔵庫のアイスや菓子パンに目もくれず、少年の垂涎の的は銀玉。
マッチ箱の半分ほどの箱入りの弾をチョイス。
プラの銀玉てっぽうの弾だ。
店先で、銀玉てっぽうへざらざら銀玉をせわしく入れる。
むらむらと撃合いごっこの魔性がとりつく。あはははは、おおげさな。
なに「先の対戦で酷いめにあった島の少年とは思えん」ってか。
だから〜、人殺しと遊びをごっちゃにしないでくれるー。
銀玉の飛距離はせいぜいが10メートル程度。
まんがやアニメの主人公の名を叫び撃合った。
なんせ撃合う事にカッコ良さを感じていたのよ。
バン、バン、バン、カッコイイー。
たいがいが外れてめったに当らない。
当たっても服の上からでは痛くない。
が、素肌に当たると多少のチク感はある。
日に何十回となく怒られ、注意され、怒鳴られ叩かれても夢中!
純真に遊ぶことに熱中。妄想百連発で飽きないはあたりまえ。
熟した遊び少年。なんじゃそれ。はははは。
現代では、そんな少年たちを「不良少年」とベタベタ精神的レッテル貼る。
大人が安心して冷ややかにムシできる範囲の遊びってなに。
自主遊びは御法度か。
当時、いい大人がゲーム?マンガ?
なんて言いつのる罵声が巷を席巻していた。
が、パチンコは許せるという不文律。
現代では、子どもから大人までデジタルゲームとカードゲーム。
皆な、企業のたくらみと罠にはまっているな〜。
なに「おまえは駄菓子屋のとりこじゃないか」ってか
あはははは、うまいことのたまう。正しいね〜。
懐かしいがだだ溢れの空間って滅多にないから好きだなー。
ゲーム遊びの発端は駄菓子屋にあり!って過言ではない。
デパートにショッピングモールに駄菓子があればフラフラと足が向く。
そうそう、この購買意欲をそそる包装や絵柄に当時もワクワクしたな〜。
時代の変遷があるも、十何円という子ども値段設定にニンマリ。
胸熱の感情に浸り立ち去り難いじじーの背を妻に押され駄菓子屋を後にする。
毎度のことに、妻も辟易顔だ。
寛大な気持ちで、わかってくれてもいいじゃない。ね〜。
では次回もお立ち寄りください。
読書感謝。拝
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次の更新は 75話の標準語版 です。
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ブログにも掲載してます。他の漫画もあるので良かったらみてなー( ´ ▽ ` )