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【#4】共依存だった松さんと梅さん。
こんばんは。
今日が仕事始めだった方も多いのではないでしょうか。
寒い中、お疲れ様です!
今日は共依存依存だった松さんと梅さんの話です。
松さんと梅さんが共依存だったのではなく、松さんも梅さんもそれぞれ職員と共依存関係にありました。
職員と利用者さんの適切な距離感の大切さについて、考えさせられるケースでした。
*松さんの場合
松さんは明るい性格なものの、調子が悪い時はせん妄を見たり、若干パニックになるような感じの方でした。
そんな松さんに対し、1人の介護職員がつききっきりで対応、部屋にも入り浸るようになりました。
いつしか松さんは「あの子は仕事が大変らしいな」とか「もう困った時はあの子に決めてもらおうと思っとるんよ」というようになり、職員も「あの人は私がおらんと生活できん!」という状態に。
依存関係の調子がいい時は良いのですが、日によっては「あの子は私のとこで愚痴ばっかり言いにくる」「私のお菓子を食べにくるんよ」と苦情を言われることもありました。
職員にもその苦情について伝え、関わり方について考えて欲しいと伝えるも「あの人には私がおらんといかんのよ!」と聞き入れず。
そして怒って松さんのところに行くものだから、松さんも「あんたは悪ないんよ、ごめんごめん」とご機嫌を取る始末。職員を注意してはその繰り返しとなってしまいました。
最終的には、松さんが「あの子、最近息子に近づいてる」「一緒に旅行に行ってきて私にお土産買ってきた」と妄想が止まらなくなってしまいました。
*梅さんの場合
リーダー気質だった梅さん。
職員の手伝いをしてくださったり、他の利用者さんにも優しい方でした。
がある看護職員と仲良くなってからは、2人で陰で悪口をいうことが増えたり、気に入らない職員を攻撃するようになりました。
結果辞めた職員ご複数名いました。
松さんの時と同じように部屋に入り浸るようになり、受診の際もいつもその職員が対応するようになりました。
注意しても「ケアしているだけ」「話を聞いてあげてる」と言われたら他職員もなかなか強く言えませんでした。
職員もケアしやすい方、気の合う方とがいると思いますが
*適切な距離感に気をつけて対応する
*特定の職員のみが対応するのではなく、全体としてケアする
ということに気をつけなければと思いました。
うまく文章には表現しきれないですけど、共依存状態になってしまった場合、それを解除するのはなかなか難しいです。
それなら共依存状態にならない対応を職員側が気をつけるべきだと思いました。
冷たく接するというわけではなく、適切な距離感であれば適切な良いケアができると思います。
【今日の1枚】
お好み焼き屋さんにいろんなソースが飾られていました!
ケアだっていろんな職員が関われば、いろんな味付けできるんじゃないかな♪