burning
火をあつかう仕事をしている。これから約30時間、火とにらめっこである。冬は大きなストーブ替わりでいいでしょ、と言われるが、此処は意外と寒いのです。寒さが嫌いという事もあるのですが。大きな火はあるのだが.....寒い。
今年はどの畑で仕事をする人々もすっかり「コロナ」にしてやられた。さらに厳しいのはこれからだ、と身構えてはいるが一体いつまでこの状態は続くのだろうか?人と会わない。外食は避ける。うがい手洗いディスタンス、三種の神器を守ってるが、都会の風景を見ていると、いくら何でもこれはまずいだろうという情景が連日テレビ画面に映し出されている。
外へ出たい、皆で食事をしたい、気持ちは痛いほど理解できるが、ここが踏ん張りどころではないか?それしか身を守る術が今は無いのだから。
日本独特の言い回しがある。おかげさん、ごきげんよう、気を付けて等。見えないものへの配慮がうかがえる。今はさしあたり「おたがいさま」だろうか。相手の事をそれと無く気遣っている言葉だ。
えぇ又ずっと家ん中かよ。たまには会食してぇよ。でもこらえるしか今ないんだよな、おたがいさまだもんな。
おたがいさまで気を付けて、それがいつの日か「おかげさん」に感謝して「ごきげんよう」と笑顔で挨拶を交わして普通に暮らせる日々を待ち望みたい。
あかく勢いのある火をみつめながらそんな事を思った。