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端午の節句◆株式会社海瑛◆

明日は5月5日、端午の節句ですね。
地元では子どもの無病息災を願う神事が執り行われます。
普段は人のいない神社では戸を外して大きな幕が張られ、親に連れられた子どもたちが参拝する・・・というのが、僕が子どもの頃の端午の節句の朝の光景でした。

元々は古代田植え前の女性たちが菖蒲やヨモギを屋根葺きした小屋に籠って身を清める行事が始まりだそうですね。
3月3日が桃の節句__女性のための祭りとなっていったのに対して、なぜ端午の節句も女性のお祭りにならなかったのでしょうか。

武士の時代になると、5月の身を清める時に用いる菖蒲が「尚武(意味:軍事を重んずること)」に通じるとされ大切にされました。

以降、5月5日には、武士が家紋の入ったを立てて子孫までの武運、家の発展を祈るようになったそうです。


江戸時代に入ると、武士だけでなく庶民も端午の節句を祝う習慣が徐々に広まっていきました。
しかし、武士とは異なり家紋を持ちません。そのため、家紋の幟の代わりに鯉を模した飾りを立てるようになりました。

鯉は滝を昇ると龍になる、という中国の言い伝えから出世・躍進の象徴でした。子孫の代まで繁栄、躍進を願った習わしが現代に続いているようです。