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【読書感想文】 『「後回し」にしない技術』 後編:効果的な仕事を見つける3つの問い
おはようございます。
今回も、『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の刺さったポイントを解説していきたいと思います。
ちなみに、前回、前々回はこちらからどうぞ!
今回は自分が刺さった3つのポイントの
①2つの締め切り(開始デッドラインと終了デッドライン)を設定する
②やらざるを得ない環境づくり(事前措置戦略)が大事
③重要でないことに大切なエネルギーを注ぐのはやめよう
③重要でないことに大切なエネルギーを注ぐのはやめよう
について書いていきます。
重要でないことに大切なエネルギーを注ぐのはやめよう
本の中で著者が以下の様に語っています。
重要でないことに大切なエネルギーを注ぐのはやめよう。意味のないことに利用価値の高い時間を使うほど愚かなことはない。
やりたくない仕事から逃げるためのいちばん簡単な方法は、その仕事と少しでも関係があって、しかも楽な仕事を見つけることだ。
人間は効率(仕事をどれだけ多く早くできるかで測定。必ずしも成果が保証されるわけではない)を上げるのは好きで得意だけれども、効果(成果に直結する仕事をどれだけやったか)を追い求めるのは嫌いで苦手な生き物です。
試験前の勉強がやりたくないから、勉強開始5分後に部屋の掃除やPCのフォルダ整理をやりだします。
本業と別に収入の柱として副業(複業)をする人がいます。
それはそれで素晴らしいのですが、副業の勉強を理由に、本当は一番やらなければいけない本業(効果が高い)をおろそかにしてしまう。副業を始める人の中にはそういった方向性に進んじゃってる場合もあります。
状況は違うけれど、こういうやらなきゃいけないことから目をつぶって、理由を付けて別のことに集中することって日常の色々な所に散らばっていると思います。
効果的な仕事を見つける3つの問い
そこで、本書では効果的な仕事を見つける3つの問いを用意してくれています。
①自分はいまどんな仕事をしているのか?
②自分がしている仕事は成果や寄与度にどれほど直結しているだろう?
③自分がしていることで、成果に結びつかない、あるいはかえって妨げになるものは何か?その代わりに今後もっと力を注ぐべきものは何か?
自分はこの問いを回答して、心がウッと苦しくなりました。
自分は現在、家業の飲食店を継ぐべく、日々教わりながら働いています。
自分にとって「成果や寄与度が高いこと」は先代である父からお店の料理を学ぶことです。
ですが、一朝一夕で身につくものではありません。父から作り方や食材の取り扱いを教わっても、すぐに同じ味になるわけではありません。
なので、ついつい自分にとって「料理と少しでも関係があって、しかも楽な仕事」である経理作業の効率化や環境整備を優先して行ってしまいがちです。
あげくの果てに、毎日noteを書き出しました。どこに行く気なんだ。
もちろん、そういった作業も飲食店を経営していく中で大切なのですが、真っ先にやるべきことは調理スキルの向上です。
これからはもっと料理の練習の優先度や投下時間を増やして、調理を効果も効率も高い仕事にしていこうと思います。
そうすることで、自分の理想に近づくスピードが格段に上がると思います。
この3つの問いは、なかなか耳が痛く回答するのもしんどい方も多いと思います。
ですが、だからこそ、回答して今後の仕事への向き合い方を改善する絶好の機会にしてほしいです。
最後に 最速で自分軸を見つけて固める
多様化の時代、パラレルワーカーやジョブホッパー、ライフピボット、複業など仕事においても様々なあり方を示すワードを耳にする機会が増えました。
転々と職をまたぎ変えていく中で、「はて、自分は何者なんだ。一体何をしたかったんだ」とならないために自分軸が必要になってくると思います。
軸足がなければピボットターンはできません。この本は、その自分軸を少しでも早く見つけて固めるための大きな助けになると思います。
是非、この本を読んで後回しをせずに自分軸を固めていきましょう!
また明朝。