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【骨格筋】膝窩筋の解剖学


膝窩筋の解剖学

この記事は膝窩筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は膝窩筋の情報をまとめました。


基本情報


概要

  • 膝窩筋は膝と下腿の動きを助ける脚の後区画の深層にある筋です。

  • 薄く扁平な三角形の筋肉で、膝窩底の下部を形成します。

  • 膝窩筋は腓腹筋に覆われている、いわゆる深層筋の一つで、この筋肉を直接触診することはできません。

  • 膝窩筋はハムストリングスの補助的な役割を果たしていて、
    主に膝関節の屈曲とわずかに膝関節の内旋に関与します

背側から
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より

起始

  • 大腿骨外側顆の外側面

停止

  • 近位脛骨幹の後面


起始部
外側から
(引用:同上)
停止部
内側から
(引用:同上)

支配神経

  • 脛骨神経(可変:L4~S1)

背側から
(引用:同上)

血液供給

  • 膝窩動脈(腓腹枝)

背側から
(引用:同上)

機能

  • 下腿

    • 内旋

    • 屈曲

      • (膝のロッキングを解除)

屈曲(協力筋として)
(引用:同上)
膝屈曲位での内旋
背側から
(引用:同上)

メモ

  • 膝関節での下腿の内旋作用は、膝屈曲位でわずかに見られる。

  • 膝の屈曲に作用するハムストリングスと腓腹筋は二関節筋ですが、膝窩筋は単関節筋です。

  • ハムストリングや腓腹筋の柔軟性が衰えると常に膝関節が伸びきらずいつも屈曲状態にあるので疲労が溜まりやすい場所としても知られています。(膝窩痛)

腓腹筋との位置関係
(引用:同上)

まとめ

今回は膝窩筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://www.youtube.com/results?search_query=膝窩筋



引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)





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