【骨格筋】長内転筋の解剖学
長内転筋の解剖学
この記事は長内転筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は長内転筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
長内転筋は大腿部内側区画の内転筋群の筋肉で、3つの内転筋のうち最表面にあり、三角筋で、恥骨筋と同じ面にあります。
長内転筋とは恥骨筋の下部を並走し、大内転筋の前側に位置する股関節の内転筋です。
起始
恥骨上肢(恥骨結節の下方)
停止
粗線
内側広筋と大内転筋の間
支配神経
閉鎖神経
(L3~L4)坐骨神経からの枝
血液供給
大腿深動脈
機能
股関節
内転
内旋
メモ
主に他の内転筋群などと共に股関節を内転させる作用がありますが、起始部が骨盤の前側にあるために股関節の屈曲動作にも関与します。
わずかではありますが長内転筋は恥骨筋とともに軽度外旋作用をもちます。
長内転筋は長い腱をもって起始します。
まとめ
今回は長内転筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://visual-anatomy-data.net/muscle/detail_068.html
https://muscle-guide.info/adductorlongus.html
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)