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元転職エージェントが短期離職した件について

こんにちは、KAIです。
KAIの人生の中で5本の指に入る事件を起こしてしまったので、
その反省と後世に学びを残すため筆を取りました。

はじめましての方もいらっしゃるかと思うので簡単に自己紹介しておくと、
・29歳男性既婚、首都圏在住withわんちゃん1匹
・仕事は塾講師2年→転職エージェント4年半→法人営業10ヶ月
・わんちゃん大好き、というか動物大好き
・Twitterで発信したりスタエフでだべったりしてる

そんな真面目で不真面目な人間が僕です。

◼︎やっちまった件

転職エージェントを4年半やってきて、違うフィールドにチャレンジしたい気持ちが強くなり、2020年10月に転職エージェントを辞めて次の会社に入社しました。

転職エージェントとして3000名以上の求職者にキャリアの考え方を伝え、面接対策を行い、内定を届けてきた自分にとって転職は身近なもので
自分が欲しい経験・スキルを身につけるために転職することは普通のことでした。

しかし結果としてはなんと10カ月で退職いたしました。せっかくご縁をくださった前職には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。
「短期離職は避けたほうがいい」みたいなことを求職者にアドバイスしてきた側の人間が、自ら招いてしまうのは恥ずかしい限りです。。

「え、キャリア・上手い転職活動について詳しく知っているはずなのにどうして?」と疑問に思うお方もいるのではないでしょうか。
はい、僕もそう思います(汗)

自分の職歴にとっても、前職にとっても、嬉しいこととは言えない短期離職を招いてしまったので、なんでこうなってしまったのか、そしてここから学んだことについて書きます。

◼︎そもそもなんで転職したの?

なんで前職辞めたの?

ありがたいことに当時は成果も出せていて楽しさもありましたし、会社環境が悪かったわけでもないです。
そんな中で前回転職を決断したのは
・toC以外の経験を積みたかった
・PR/マーケの知識と業務経験を身につけたかった
この2つが主な理由でした。
塾講師→転職エージェントとtoCの経験が続いていたのでtoBの経験を積みたいと思ったのが大きいです。

当時コロナ禍真っ只中で前職の人材業界は業績がいいとは言えず、違う職種への異動は難しい状況にありました。
さらに、同じtoCの中で担当領域が異なる部署へ異動になってしまったことも当時の自分を転職へと駆り立てました(ワンピース世代の僕は「駆り立てた」と聞くと海賊が頭に浮かびます。おれの財宝か?のやつです)

「転職エージェントとしてある程度経験を積んだし新たに違う職種へチャレンジしたいのに、また新しい領域で転職エージェントをやるのか・・・」という気持ちです。

だから、転職活動を開始しました。これ自体は振り返っても、自然な感情でだと感じますし、仮に過去に戻れても転職活動はすると思います。

もともと広告コピーや文章を読むのが好きで「どういう言葉・表現であれば、人に届きやすいのか。人に響くのか」を社会視点で考えられる広報PRの世界は自分にとって魅力があり、その中でもプレスリリース配信サービスで国内最大級の利用ユーザー数を誇るPR TIMESは自分の経験・スキルを高めることができると感じ、当時入社を決めました。

◼︎何が短期離職を招いたか

短期離職の原因は?

一言で言えば「地に足ついていないテクニック論重視の転職」になってしまっていたなと自己反省しています。。。

「自分が関わった文章・プレスリリースが多くの人に届き、それが社会にとって大きな影響を与える」という壮大な夢や
「BtoBの経験を積み、ライティングスキル・PRの知見を身につけてさらに自己成長する」という目論見が先立ってしまい
「そもそも自分は何が好きなのか?得意なのか?」
「業界を変える=大変なことだけどそれでもやり切れるのか?」
「会社規模が変わる=予想だにしない業務も発生しうるけど問題ないのか?」
などへの思考の整理が完了できていない状態で入社を決断してしまっていたように思えます。

「今自分が持っていない経験を積める」と言えば聞こえはいいですが、その分大変ですし、何より「本当にその経験は仕事を変えてまで、本業にしてまで身につけたいことなのか?そして、その会社で本当に身につくのか?」という精査が不足してしまっていました。

極端にたとえるなら「NBAバスケ選手が何の覚悟も持たずに『サッカーもできたらかっこよくない?』と思ってJリーグのサッカー選手に目指したらすぐ挫折した」みたいな感じです。
確かに両方できたらすごいけど「やり切れるの?やることもやる環境も全然違うけど大丈夫?てか本当に両方できることって必要?バスケ辞めてまですること?バスケへの愛はもういいの?」となりますよね。
ここまでとは言わずとも、個人的にはこのぐらいのことだなあと冷静に振り返ると思っています。

念のため補足ですが、これはひとえにKAI自身の軸の整理が不十分であったことや情報集めが足りなかったことが原因で、会社自体は悪くありません。
KAIには合わなかったですが、とても素晴らしいビジョンを持った会社・サービスだと今でも心から思います。

それにも関わらず、短い期間での退職となってしまったこと、本当に申し訳なさでいっぱいです。。。(今後もKAIと仲良くしてくださる方がいたらとても嬉しいなあと思っています・・・!)

◼︎その中で学んだこと

手に入れた物

結構なやらかしだな、と思う一方で、短いながらも身につけられた経験・知識はあります。
大きく分けると下記3つになるかなと言語化しています

①ベンチャーでの働き方を実体験できたこと
②広報PRの基礎知識を身につけられたこと
③効果的なプレスリリースの書き方がわかったこと

①ベンチャーでの働き方を実体験できたこと

これまで働いてきた会社の規模感は
1社目:約700名(正社員のみ)
2社目:約5000名(有期社員含む)
であり、その中で
3社目は約200名(有期社員含む。正社員は約60名のみ)でした。

もちろん働き方や業務のスピード感は変わりますよね。
確かにこれまで自身としても就労支援pjtを進めたり、スタートアップで副業をしてきていてある程度ベンチャーの空気感・働き方を知っていると思っていましたが、それをちゃんと実感できたのは大きかったです。

「与えられるのを待つのではなく、自ら勝ち取りにいくマインドセット」の大事さを良くも悪くも痛感させられました。
多様性という観点でも大きく異なりましたね。

②広報PRの基礎知識を身につけられたこと

これまで自身が馴染みのなかった世界について知識を身につけらたのも大きいです。
これまで自身はメディアの動き方や会社のPRのやり方、プレスリリースとは何か、そもそもPRとは?等について、深く知りたい気持ちはあれど知る機会がなかったため、それについて国内最大級のプレスリリース配信サービスの会社で知見を得られたことはとても大きかったです。

担当領域も絞られていなかったため、BtoB/BtoC、飲食、IT通信、Webメディア、宇宙機器メーカーなど多様な業種の広報PRについて触れることができました。
また、NPOを支援するpjtの責任者もやらさせてもらっていたのでNPO/NGOの広報活動の現状・課題なども知れました。これは2社目の時から関心を持っていた領域なので自分の人生にとって大きな意味を持ったと思います。

今後はプレスリリース作成やスタートアップ・NPOの広報PRを支援する副業もやりたいなと思っています。
もちろんその時はPR TIMESサービスを使ってプレスリリースを配信します笑
(ここだけの話、競合他社についても詳しくなりましたが、プレスリリース配信するなら絶対にPR TIMESだなと個人的には思っています。営業担当を紹介してほしい方がいらっしゃいましたら気軽にお声掛けください!笑)

別の観点では、「PR TIMESで就業していた」ということは広報PR界隈では錯覚資産的な感覚もあるのではないかと思っています。

③効果的なプレスリリースの書き方がわかったこと

②にも近いですが、この現場感を知れたのは大きいですね。

・どんなプレスリリースを書けばメディアの反応がよいのか?
・実際にメディアの反響が大きかったリリースはどんなものがあるか?
・どんな時にプレスリリースを配信できるのか?
・リリース配信の期待効果は?
・リリースを配信するときの注意点は?

などをちゃんと自分の言葉で噛み砕いて説明できるレベルになれたのは、今後様々な活動をしていく中で、資産になったなと思います(忘れないように言語化してメモっておかないと)

余談ですが自分が感じた「プレスリリースを配信するうえで最も大事なマインドセット」

「プレスリリースを配信することに意味がある」ではなく
「プレスリリースを効果的に配信することに意味がある」

です!これを正しく理解するのに半年ぐらいかかりましたね。

◼︎血肉にしていく

「転んだことがある」というのが” 魅力になる瞬間”がくると 信じて走り続ける

元転職エージェントとして短期離職を招いてしまったことは、
申し訳なさやある種の恥ずかしさがあるものの後悔はありません。

20代のうちに辛酸を舐めたことは必ず未来にいきると思いますし、
20代だからこそ挽回もしやすいですし、
短い期間でも繋がったかけがえのないご縁がありますからね。

次は人材会社に戻り、法人営業をやります!
自身が熱量を注いでやりたいと思う業務です。

今後も楽しくはたらきます!

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