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初個展ありがとうございました/2024.11.24

11月22日から24日までの3日間。
吉祥寺で人生初の個展をしました。

まずは来てくださった方に、心より感謝申し上げます。

開催前、「最後はバタバタと準備したけど、うまくいくかな」と内心ビクビクしていました。

先週公開した記事にも書きましたが、あたしは長年作っている方やプロの方に比べたら下手の部類に入ります。
絵や刺繍は小説に比べて、作ってきた年数は短いです。

来た人が作品を見てどんな表情、どんなことを言うのかジッと見ていました。
もしかしたら、早くここから去りたい気持ちにさせた人がいたかもしれません。
それは大変申し訳ございませんでした。

でも1人くらいは作品をボロクソに批評する人がいるかもしれないと思いながら、オープン時間になると同時に会場のドアを開けました。

しかしそんな心配はご無用でした。

個展を行った場所や週末に開催したのが良かったのか、3日間で113人の方が個展を見に来てくださりました。

そして作品を見て、
「かわいいね」
「すごいね」
「刺繍やってみたいなあ」
などおっしゃっていただき、心を込めて作って良かったと嬉しい気持ちになりました。

普段、作品をスマホで撮って、その写真をSNSに投稿していますが、そこにいいねのハートを押されるだけだったので、作品を見ての感想を直接いただいたときは、泣きそうになりました。

個展をやって良かった、とすごく思いました。

会場内には入らず、入り口から覗く方もいて、「すごい」、「かわいい」のひとこと感想をいただき、それもすごく嬉しかったです。

あたしの中でいちばん驚いたことがあり、ある作品を「いくらですか?」と聞く方がいました。
そう聞かれて、自分の作品って値段がつくくらい価値あるんだ!とびっくりしました。

もちろん値段がつかなくても、自分の作品は素敵で最高な作品です。
でも、まさかそんなことを言われるとは思いませんでした。

今回の展示物は販売するではなく、見ていただくだけだったので、せっかく買いたいと言ってくださった方には申し訳ないことをしたなと思いました。

個展をやっているとき、反省するところがありました。
それは外国人向けの案内文やキャプション、対応ができなかったことです。

今回個展を行ったエリアが外国人観光客がたくさんいらしていて、お目当てのお店に行く途中で、個展に寄ってくださる方がいました。

作品への質問に対する回答や展示物への注意をするとき、英検3級を持っているあたしは知っている英単語やジェスチャーなどで対応しました。
せっかく自分の作品を知っていただけるチャンスを自ら潰すようなことをしてしまいました。

英語が喋れるようにしようと思いました。
本当に。
英語が喋れるようになれば、作品のことをもっと知ってもらえるし、作品を守ることができたはずだからです。
実をいうと、今回の個展で作品を守ることができず、その悔しさやこの作品がどれだけ大事なのか伝えられない怒りでいっぱいになりました。

自分と自分の作品のために、英語の勉強を頑張ろうと思います。

あと全体的に個展の運営の雑さが出て、もう少し計画性をもって色々用意したり考えたりするべきだったなと思いました。

例えば、看板のデザインや販売物、接客対応など……。

そんな反省と悔しさが残った個展になりましたが、そんな感情以上に作品への温かい感想や「頑張ってください」とあたし自身へのエールをいただけて、すごくすごく嬉しかったです。

本当に本当に個展をやって良かったです。

これからも技術を磨いてたくさんの作品を作っていき、いつか第2回目の個展を開催しようと思います。

来てくださった方、覗いてくださった方、作品への感想やエールをくださった方、作品に価値があると教えてくださった方、準備から開催までの様子をSNSやnoteで見てくださった方、本当にありがとうございました。

ありがとうございました!


【お知らせ】
今週の日曜日に、東京ビッグサイトで開催する文学フリマ東京39に出店します。
場所:東京ビッグサイト(西3・4ホール)
日程:12月1日(日)12〜17時
ブース名:アトリエ櫂(なー34)
販売物:文芸集 名刺(1,000円)
    内容:エッセイ1編と短編小説1編を収録

本の表紙
ブースに飾るポスター。ブースを見つける際の目印になれば幸いです。


気になった方はぜひブースにお立ち寄りください。
よろしくお願いします。

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卯ノ花櫂
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