【ドラマ】最終回まで絶対見る夏ドラマ
6月の終わりから、夏ドラマが続々と始まっている。
今年の冬ドラマはいくつか見たが、春ドラマは自主イベント『うさぎ月間』や創作大賞に応募する作品作りで見ることができなかった。
夏ドラマは1作品だけでも良いから最後まで見たいなと思っていた。
Xで、この夏から始まるドラマの情報が見ると、どれも面白そうで、そのなかで、これは絶対見ようと思っていたドラマをいくつかチェックしていた。
そのうちの2作品の1話を見たので、簡単な感想を書いてみました。
あたしが見た夏ドラマは『笑うマトリョーシカ』と『海のはじまり』である。
『笑うマトリョーシカ』は水川あさみさん主演のヒューマン政治サスペンス。
新聞記者である主人公・道上は未来の総理大臣といわれる若き政治家・清家一郎の取材をしていた。
そこで清家の政務秘書官・鈴木俊哉が清家とは同級生だということを知る。
しかし清家の自叙伝には、鈴木のことは一切書かれていなかった。
なぜ鈴木のことが書かれていないのか、と疑問に思っていたとき、道上の父親が突然、事故死をした。
道上の父親は、死ぬ直前まで政治家の汚職事件を追っていた。
父親の取材ノートを見ると、鈴木の名前と鈴木と会う約束のメモを見つける。
道上は父を殺した犯人、汚職事件の黒幕が何者か調べることに。
子供のときはファンタジーものでワクワクしながら見ていたが、今はジャーナリストが政治の闇を暴く話にもワクワクして見るようになった。(現実世界で、こんな物語のようなことが起きたら、嫌気がさしてしまうが)
記者の前では鈴木が用意した台本通りに話す清家。
道上と2人っきりのとき、清家が話している言葉は清家の本当の言葉なのか誰、それともかが用意した台本なのか。
このドラマは言葉や表情に耳と目が離せない。
ご飯食べているときに見たけど、ご飯を食べるのを止めて見入ってしまった。
清家が道上に「これからも僕を見ていてくださいね」といったときの清家の表情は怖さがあって、清家役の櫻井翔さん主演のドラマ『家族ゲーム』で櫻井さんが演じた吉本荒野を思い出してしまった。
有能な鈴木自身が政治家ではなく、政治家を支える政務秘書官になったのか気になるし、誰が道上の父親を殺し、汚職事件の黒幕が誰なのか。
最終回まで見逃したくないと思った。
1話目で道上と清家が食事していた料亭(?)で、暖簾越しから2人の様子を伺う男がすっごい気になる……。
これは2話目以降も絶対見るって決めた。
『海のはじまり』は人気アイドルグループ・SnowManの目黒蓮さんが主演のドラマ。
主人公の夏は、大学生時代に交際していた水季が亡くなったという報せを聞き、葬儀会場に行く。
そこには水季の子供・海がいた。
その子は、なんと自分の子供だということを知る。
見終わった直後は、すっごくモヤモヤとした。
昔、水季から妊娠をしたと告げられて、そこで人工中絶の同意書のサインを書いていた夏。
人工中絶の同意書にサインをしてしばらくした後に、水季から突然別れよといわれてしまう。
理由が「好きな人ができたから別れよ」
夏と別れたあと、水季は人工中絶はしてなくて、海を出産、1人で育てていた。
勝手すぎるよ、水季。
さらに水季の葬儀会場では、夏は水季の同僚の津野や水季の母親から冷たくされて、理不尽すぎると思った。
水季の母親がいうことはごもっともだけど、なにも知らなかった夏がかわいそうって、ドラマを見た直後はそう思った。
しかしドラマを見終わったあとも、ずっと考えた。
本当は水季は1人で子供を育てる覚悟でいたのかな。
夏が就活していることや夏の将来を考えて。
夏が子供のことで苦しい思いをしないように、人工中絶に関する同意書のサインを書いてもらって、同意書は出さないけど、出したとわかってもらえるように、わざわざ病院まで来てもらったのかな。
大学を辞めて、子供を妊娠して育てることを決めた娘に母親は当然びっくりする。
娘の相手に対して、色々思うことはあると思う。
別れたあとの水季のことをなにも知らないまま生きていた夏に、冷たい態度なってしまう。
あのとき、どうすれば良かったんだろう。
2人はそのときまだ大学生。
もっと2人で話し合うべきだった?
親や医師、役所の人など、他の大人たちにも相談するべきだった?
でもどんな選択を選んでも、大変なのは変わらない。
色々考えていたら、なぜか涙目になっていた。
当事者でもないのに。
もし自分が婚姻関係を結んでいない相手との間に子供を妊娠したとき、どうするのか。
相手が受け入れてくれなかったら、中絶するのか。
もしくは1人で出産、育てる覚悟があるか。
このドラマの脚本を書いた生方さんの作品は内容が重たいという印象がある。
デビュー作である『silent』は、心が苦しくなるシーンがところどころあって、途中で見るのをリタイアしてしまったことがある。
今回はリタイアしないで、最後まで見たいなと思っているが、大丈夫だろうか……。
この2作品は最後まで(ちょっと不安もあるが)見ようと思っている。
これ以外に、始まったがまだ見ていないドラマがいくつかあるので、それも見て追々noteに感想を綴るつもりだ。
今年の夏は忙しくなりそうだ。