幽霊でもいいから。
私の母は私が5歳になる少し前に亡くなりました。
夫と二人の娘を残し…
きっと無念だっただろうと思います。
数年後、父は今の母親と再婚をするのですが、亡くなった母のことを覚えていない妹のために継母だということを隠すよう父に言われました。
その事で私は今でも正体の分からない何かにずっと心の一部をギュッと掴まれている感じがしています。
新しいお母さんがきて
亡くなった母の存在がまるでなかったかのように3人は楽しく暮らしているけど、受け入れられない私は、孤独…というか
のけ者というか…寂しさに包まれていた。そんな感じでした。
(今現在、妹は事実を知っています。私が打ち明けた…というと聞こえがいいな。。バラしたという方が正しいかな。私は思春期に母の事を隠し続けられなかった、最悪な姉です。)
それでもいつもそばにいるような感覚はあり、心の奥の方には安心感のようなものがありました。
母の体温を感じられず
会いたいのに会えず
夢にすら出てきてくれない。
私は人として親としてまだまだ未熟だから
40年以上経っても
いや、きっとこの先10年後も20年後も
今と同じ気持ちでいるんだろうな。
幽霊でもいいから逢いたいのにな。
逢いにきてくれないかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?