コリ解消シリーズ 筋肉が集まる場所にコリあり
コリ解消シリーズ、第3弾です
今回は知らず知らずのうちに蓄積しているコリ、その中でもなかなかコリを自覚しにくい部分を紹介する「コリ解消シリーズ」の第3弾です。
第1弾は側頭部(詳しくはこちらから)、第2弾は前頭部(詳しくはこちらから)でした。
どちらもあまりコリを意識しない部分なので、ほぐしてみると想像以上にスッキリした感覚を感じることができます。
特に、耳周辺の筋肉というのは、マスクを着用することが多い今、知らず知らずのうちに緊張が蓄積していることが多いです。
今回もそんな耳周辺のある場所を紹介します。
後頭筋
今回紹介するのは、後頭部になります。
後頭筋という筋肉が、後頭部に張り付くように存在しています。
頭皮を後ろに引っ張るような役割があります。
こちらは帽状腱膜という頭頂部の腱膜を通して前頭筋や側頭筋とつながっています。
ですので、側頭部や前頭部にコリがある人は、連鎖的に後頭部もコリが生じている可能性が高いです。
左右の耳と耳を繋ぐ帯状の一帯を、指先や握り拳などでまんべんなくマッサージすると、後頭筋がほぐれてきます。
後頭部の筋肉の起点
後頭部のこのあたりには、後頭筋だけではなく、様々な筋肉が繋がっています。
耳を後ろに引っ張る後耳介筋もこの辺りに存在します。
これもマスクにより緊張状態になっていると考えられます。
他にも、頭蓋骨と首を繋ぐ筋肉が多数つながっていて、筋肉の起点になっています。
いろんな筋肉が集中しているからこそ、コリも溜まっているかもしれません。
これを踏まえると、ポイントは後頭部の特定の筋肉を点でほぐすのではなく、後頭部全体を面として、まんべんなくマッサージすることです。
リンパ節も存在している
後頭部には筋肉だけではなく、リンパ節も存在しています。
・後頭リンパ節(図中1)
うなじ中央の突出部付近にあるリンパ節群で、頭頂部や後頭部表層のリンパが流入するそうです。
・耳介後リンパ節あるいは乳突リンパ節(図中2)
耳介の真後ろにある乳様突起という骨の出っ張り付近のリンパ節群で、側頭部からのリンパを集め、浅頚リンパ節に注ぎこむようです。
リンパ節には老廃物が溜まっていて、マッサージによって老廃物の代謝が進む可能性があります。
このように筋肉が集合していて、リンパ節もある後頭部。
ほぐすことで頭全体がスッキリしたり、不思議と肩のコリまで解消することもあります。
これまで紹介した側頭筋、前頭筋と同じように、何かの作業のかたわら、片手でこっそりマッサージできます。
今、この瞬間のありのままの自分の状態を正確に認識にするには、スッキリしている状態を自覚しておくのも大切ですので、一度しっかりほぐしてみてください。
こちらから音声で聴くこともできます。
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