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「次気をつけます。意識します。頑張ります。」≒「何も考えていない」

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今日もアクセスいただきありがとうございます。

今日のテーマはタイトルで示唆しているのですが、
同じミスを繰り返さないためにはどうしたらいいか?
ということです。

仕事だろうがプライベートだろうが、
同じミスを繰り返してしまい、
時には人に怒られたり、相手に迷惑をかけてしまったり、
気を付けていたはずなのに見返すとなんでこんなミスしてたんだろう
という事も。

自己嫌悪に陥って、仕事の場合に至っては、
任せてもらうことがほとんどなくなってしまい、
会社に居場所が無くなってしまうという事も。

実はそういう後輩が実際にいました。
同じミスを繰り返し続ける人のそばにいて、
メンターとなる・指導するということを経験をしました。

それを思い出しながら書いてみます。

もちろん、ADHDとかHSPとか症状として仕方がない場合もあるかもしれません。そのことについての専門家でもないので、それに該当する方はここで閉じてもらった方がいいかもしれません。

でも、大半の方は五体満足で生きていて何一つ不自由なく暮らしていると思うし、全て自分の選択が今の自分を創り上げています。

思い当たる節があれば読み進めてみてください。
対策は立てられるはずです。


ミスしたら原因の追究と対策は1セットで


ミスした時によくありがちなのが全力謝罪。

謝るのが大切なのはもちろんなんだけど、
「ごめんで済むなら警察はいらない」ですね。

カタチだけの謝罪が一番無意味過ぎる。

自分がミスした側だとそんなことも想像したくないなぁと
ざわざわするかもしれませんが、
ミスされた側・謝られる側で想像してみるとどうでしょうか?

どんな謝罪なら「誠心誠意謝ってくれているな。許せるな」と思いますか?

私は、

1.ミスの原因を把握している事

2.次に同じミスを繰り返さない対策を考え、示してくれている事

この2つがあればミスされても許せるし、
自分もこの2つを常に考えて行動に移します。
(そうならないことが一番なんですけどね)

意外と1だけやって、2やってない人多くないですか?

後輩は完全に1のみでした。
すごくいいやつでしたし人間的に問題があるようなタイプではない。
でも、「次どういう対策をしようと思っている?」と聞くと、
フリーズしてしまう。

この繰り返しで、任せることが無くなっていってしまう。
という流れになっていきました。

強く意識したところで人は忘れる生き物


人は学んだことの74%を翌日には忘れてしまうそうです。

参考)エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線は、
学習の効果を上げるためによく用いられることでも有名ですが、
これは日々の出来事や仕事やタスクも同じだと私は思っています。

「これまでの20、30数年間の習慣の積み重ねで作り上げてきた自分」

「常に忘却の彼方である脳みその仕組み」

の掛け合わせって、
理論上は同じミスを繰り返す確率が高そうですよね。

よく成功者的な立場で、
秘訣は「同じミスをしないことですね」みたいな
発言されている人もいますけど「本当にしてないの?」と思っちゃいます。

おそらくクリティカルなミスは繰り返さないことが重要なんでしょうけど。

些細な事、ケアレスミスが積み重なると
徐々に信用の貯蓄はなくなっていきます。

意識は誰でもします。でも忘れます。

困ったものです。

結局、仕組み・習慣化していくしかない


自分で自分の癖・習慣を矯正していくことは非常に困難です。

なぜなら無意識の自分が自分を創り上げているので、
自分の選択する行動が間違っているなんて思いもしないから。

だから、ミスが起きた際のオペレーションを仕組み化しましょう。

実際に自分がその後輩の指導をしていた時の流れです。

①どうして、そのミスが起きたか自分で考えて、簡単でいいからテキストに起こす。

②どういう対策が考えられるか、自分で考えて、これも簡単で良いのでテキストに起こす。

これを1週間に2回定期的な面談を設定して、
絶対に思い出す・考える習慣を作っていきました。

個人的には、
「困ったときにいつでも相談して」って意外とできないと思っていて、
定期的に顔を合わせる機会に合わせて相談できる機会がある方が、
気持ち的にもラクかなと思っていました。

そこでは「教える」というよりは、「問う」ことをメインにして、
自分で考えて自分の頭で考えて、自分の言葉で言語化して、
実践に移してもらうという感じでした。

もちろん、ミスがない時もありましたし、
良かったこと新しい気づきなどポジティブなフィードバックも併せて行っていました。

そうすると徐々にミスも減っていきました。

「人は絶対にやればできます。」

具体的な一例ですが、
彼女はレポートや契約書等テキストのミスも多いタイプでした。

話をよく聞くと、出来上がったものをそのまま送信してしまうという事がわかりました。

早く仕上げることも大事だけど、
まずは慌てないで、出来上がったものを
目視だけでなく音読することをルールにしました。

意外と目視って、誤字脱字を発見できませんよね。

声に出して読むと日本語が変になっていたり、
誤字脱字に自分で気づいてくれるようになりました。

自分一人で解決しまくれていたら、
こんなところで躓かないとは思いますが、
彼女はそれを習慣づける機会に恵まれなかっただけだと思いました。

仕組みづくりと習慣づけでミスも減らせます。
原因の追究と対策は1セットで今日も最高の一日にしましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もまたお会いしましょう。
ではでは。

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