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ドーハ生まれ日韓育ちドーハ行き⑧(最終回)

スペイン戦の勝利と決勝トーナメント進出を見届け、僕は気持ちよく帰国の途に就きました…という感じで締めたかったのですが、マニラ23時間トランジットという延長戦が待っていたので、その様子をお届けします。

帰りの便は20時発のマニラ行きからスタート。J氏と別れ、直行バスで一路空港へ。今度アジアカップもあるしまた来るかもしれませんが、少なくともアルワクラには泊まりたくないな…。

フィリピン入国のための手続きをしていたら思ったより時間がなかったので、さっさと搭乗エリアへ。さらばドーハ。
自分では気づいていなかったのですがかなり疲れがたまっていたようで、チェックインカウンターのお兄さんに「手が震えているようですが深酒していますか?」って訊かれてしまいました。よって搭乗後は即就寝。

食事の時以外はほぼ目覚めることなくマニラに到着。入国には「eArrivalCard」と陰性証明書の提示が必要です。ほぼ1日滞在なので預け荷物も受け取るのかと思いきや、そのままスルーとのことでした。ありがたいようなそうでもないような。

ホテルのチェックインまで時間があったので、タクシーでMall of Asiaへ。何も知らずにイオンモールみたいなもんかと思っていたら、世界で3番目に大きな商業施設とのこと。確かに歩いても歩いてもずっと続いている感じでした。

昼飯はMall of Asiaのフードコート。ちょうどいい量で安くてうまい。

Mall of Asiaと空港には路線バスも走っているようですが、バス停らしきものを一切見つけられなかったのでおとなしくタクシー移動。なぜかGrabアプリがクレカの番号を読み込んでくれず、使ったメータータクシーはめちゃくちゃ高かったです。もう疲れているので何でもいいのですが…。

ちなみに現地で余ったカタールリヤルをそのままペソに両替したので、残金は280ペソ(約672円)でした。ギリセーフ。

ちなみにホテルは第1ターミナル近くのこちら。約4800円でした。まあまあ汚かったですが、もう寝るだけなので何でもよし。

せっかくなのでワールドカップでも観るかと思い、スポーツチャンネルらしきものに合わせてみましたがワールドカップの地上波中継はなし。とはいえ試合は観たかったので、現地の放映権を持っている「TapGo TV」に登録。1日プランで250ペソ(約600円)でした。3-1くらいまで観て寝落ち。

翌朝は第2ターミナルまで15分ほど徒歩。Tシャツにカバン一つだからか、まったく客引きに遭いませんでした。まあ朝ですし。

空港には早めに入って、TapGo TVでアルゼンチン対オーストラリアをギリギリまで観戦。あれだけのインチャ、一体どこから湧いてきたんでしょうね。
スペイン戦の時に隣にいたアンヘンティノは「普通にブエノスアイレスから来たよ」ってサラッと言ってましたが、やっぱりワールドカップは「楽しめている奴ら」が一番強い。

ついにこの旅も終わり。感慨よりも明日からの仕事にちょっと打ちのめされてますが、また行きたい時に遠征に出られるよう、そろそろコツコツ働かないとですね。

1週間前の予定変更、Hayya Cardの再申請、当日は財布を家に忘れ、現地では砂漠で体調不良。ちょくちょく海外は行っていたような気はしますが、そんなもの軽々と超えてくるおかしな経験値をたくさん積んだ気がします。それでも本気でまた行きたいと思ってしまうから、ワールドカップは怖い。

最後にこの旅を支えてくれた93年世代のアホな皆さん(褒めてる)、現地で助けてくれた楽しいボランティアスタッフの方々、財布を忘れた時にゲラゲラ笑ってくれた応援界隈の皆さん、そしてこんな29歳児を見捨てないでいてくれる家族と職場に感謝です。

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