間違い探し改め。

うちの母方のおばあちゃんが現在週2回通うデイサービスには、たまに宿題が出る。

頭の体操の為であるが、

「こんな歳になっても宿題がでるってよ」

と笑いとぼやきを含みながらおばあちゃんは言う。

私も「確かに」と思い笑った。

それは間違い探しであったり、小学校低学年レベルの足し算引き算であったり、かと思えば、漢字検定一級レベルじゃないのコレ?というような超絶難しい漢字が出ていたりして、そのあまりのギャップにまた笑ってしまう。

「鼬」←いたち

とかこの宿題で知った。

一時期は多かった漢字の宿題は今は久しく出ていない。不評だったのかもしれない。

今日間違い探しをしていたおばあちゃんが、何の気なしにポツリと呟いた。

「間違い探しって、アラ探しみたいで嫌ね。」

「いいとこ探しにすればいいのにね。」

ハッとした。そして響いた。

確かに違いは個性で、別に間違ってないぞと。

「良いところ探し」

すごく楽しそうだ。







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