Nikon Zfをお迎えした話
こんにちは。奈鳥です。
タイトルにもあるように、先日Nikon Zfを購入しました。
割と悩んではいたのですが、悩んでいることを垂れ流していなかったので、急に買ったの！？となった方も多いと思います。
なので今日は購入にいたった理由や使用感など話していこうかなと思います。
Zfが気になったきっかけ
Zf、実は少し前…だいたい3か月くらい前からめちゃくちゃ気になっていました。
その頃の私は、GRを使いこなせていないことが気がかりで、こんなにも持て余しているなら手放して、GRを使って写真を撮りたい人に譲った方がいいのかなと悩んでいた時でした。
そんな時に写真を撮っている知り合いたちと会い、次欲しいカメラの話をしているとZfの話が出てきました。
Rawデータが扱いやすい(らしい)
そのうちの一人が「ZfのRawはシャドウ部を触ってもトーンカーブがあまり変わらない」と話し始めました。
どういうことだ？と思いつつ、とても気になったのでZfを使っている知り合いにRawデータをいただいて触らせてもらいました(その節はありがとうございました)。
たしかにSIGMA fpのRawとは全く違う。
なんというか、色とハイライト・シャドウがめちゃくちゃ素直に出ている。
やはり慣れていないRawなのでめちゃくちゃやりづらいな……と思いながら、レンズが違えばまた違うのかもしれないと思い始めました。
自分が持っているレンズをZfにつけてみたい。
そう思った瞬間でした。
メカシャッターがある
加えてもうひとつ。
持っているSIGMA fpは電子シャッターしかありません。
要するに、室内で写真を撮るときにシャッタースピードを合わせ忘れるとめちゃくちゃフリッカーが出ます。
(関東なら1/50か1/100、関西なら1/60か1/120)
最近まで外でしか写真を撮っていなかったので気にしていませんでしたが、夏になって室内で写真を撮ることが増え、めちゃくちゃ気になるようになりました。
これはシャッタースピードが1/200
ローリングシャッター歪みも出るんですが、あまり動体を撮らないため全く気にしていませんでした。
でもフリッカーはめちゃくちゃ気になります。
そして直すのはめちゃくちゃ手間がかかります。
フリッカーが出ないカメラ……要するにメカシャッターがあるカメラが欲しいと思い始めていた頃でした。
ファインダーがある
Zfはファインダーがあることも大きかったです。
いままで気になっていなかったのですが、日光が強くなってくる5月くらいからfpのモニターが反射してしまって、ピントを合わせることが難しいなと思うことが多くなりました。
ファインダーがあるだけで違うんだろうなぁ……と思いつつ、元々ファインダーが苦手な私にとっては少し心配点でもありました。
あとはAFがfpより強いとか、モニターが動くとか、fpと比較すると撮りやすそうだなと思うところがたくさんありました。
Zfを触りに行く
とりあえずヨドバシに行って触ろう。
そう思って行きました。
お、重い……！でかい……！
ここでfpの異常なまでの軽さ・小ささに気づき、また好きになってしまいましたが、それでもZfはfpに優るところがありました。
それはシャッターの音。
なんか、なんかすごい。
めちゃくちゃ気持ちが良い音がします。
押した時に指に伝わる感覚も良い……。
fpは電子シャッターしかないため、しずかーに写真が撮れます。
Zfはなんというか…しっかり写真を撮っている、シャッターを切っているぞという感覚が指に残るのです。
そしてモノクロ。
GRを使っていたのもあって、モノクロは気になっていたのです。
GRのソフトモノクロが好きだったのですが、それに近いものがありました。
それがフラットモノクローム。
ほかのモノクロよりも柔らかい画でした。
心配していたファインダーですが、電子ビューファインダーだったためか全然気になりませんでした。
私は軽度の乱視があるのですが、普通のファインダーで合わせようとすると線がぼやけて本当にあっているかどうか分からないことが多いです。
撮ってみるとやっぱり線がぼやけていることが多く、未だにファインダーには苦手意識があります。
ですが、Zfは電子ビューファインダーのためか気になりませんでした。
あと、めちゃくちゃファインダーが綺麗です。
これは欲しい……。
気づいたら買っていた
そして気づいたら買っていました。
レリーズボタンを……。
ヨドバシに触りに行った時、ちょっとなんか押しにくいなと思ったんです。
これはレリーズボタン買わなきゃなあと買ったわけです。
(ちなみに同時にSDカードとストラップも購入しました)
そしてレリーズボタンが届いた日、Zfを購入しました。
Carl Zeiss Jena DDR MC Flektogon 35mm F2.4
Zfくんこんにちは。
購入した足でそのまま街をスナップしました。
すべてJPEGで撮り、Lightroomで編集しました。
JPEGで撮るつもりはなく、間違えてしまったと焦ったのですが、JPEGですら扱いやすくびっくりしました。
その後Rawでも撮影しましたので作例を載せていきます。
(すべてレンズはFlektogon)
いままでfpのRawしか触っていなかったので慣れるまでは少し手こずりましたが、慣れると色の扱い方が分かったのもあって、現像が楽しくなりました。
また、fpとZfのRawは当たり前ですが全く違うので、「こういう絵を撮りたい時はfpだな」とか「Zfとこのレンズならこの雰囲気出せそうだな」など、良い意味で差別化ができています。
あとはファインダーがあるからなのか、fpより起動が早いからなのか分かりませんが、撮るスピードが早くなりました。
友達に「前会った時より撮るの早くなったね」と言われたので、割と早くなったようです。
私は街中でのスナップが多いので、早く撮れるのは大事にしていたことです。
目に見えて分かるくらい早いなら良い事だなーと思いました。
総じて、Zfを買って良かった…。
おわりに
とりあえず、悩んでいる暇があるなら買ってみてしまうというのも良いんだなと改めて思いました。
fpの時もそうでしたが、だいたい悩み始めてから2-3週間くらいで買っているので、割と行動力がある方ではある気がしますが……。
私と違って、年単位で悩む方もいると思います。
ただ、悩んでいる間にいろいろ撮れるよなぁと思うことがあるのです。
例えば夕日が綺麗だったとか、カフェに行ったとか、作った料理の出来栄えが良かったとか、そんな些細なものですが。
そういうものを撮れるようにするためには、やっぱり自分が好きなカメラを常に持っておくべきなんだろうなと痛感します。
私はスマホで撮ることとカメラで撮ることは違うなと思っているから、より一層カメラを持っておくべきと思うのかもしれませんが……。
悩んでいるなら買ってしまえば、余程のことがない限り後悔はしないと思います。
（もし気に入らなくてもカメラは売れますし）とりあえず買ってみるというのはめちゃくちゃ大事なんだと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またカメラやレンズの記事も投稿してくつもりですので、よろしければフォローやいいねしていただけると励みになります。
奈鳥