女性が働く上での謎
メンエスで働いてた時、施術中、生理痛でお腹が痛すぎてうずくまってしまった私を戸惑いながらも優しく介抱してくれた、あきくんっていうお客さんがいる。その後も延長まで入れて、私が落ち着くまで待っててくれた。自分で言うけど本当に神客に恵まれたメンエス人生だった。
メンズエステの店長は私が生理だと伝えると、予約はキャンセルできないけど、と言って薬と生理用品を常に部屋に常備し、間の休憩を長めに取ってくれていた。
昼の仕事で私が生理痛で死んでいた時、そのことを誰にも言えず、1人痛みと戦っていたら、
「顔色悪いぞ?」
と言って、温かいお茶を持ってきてくれた上司がいた。私が生理痛だと恐らくその上司は気付いていたと思う。その後のミーティングを全てキャンセルにしてくれた。
私は恐らく、仕事に関してはかなり人に恵まれていたと思う。
常に女の先輩がいて、事情を話せば大抵は理解を示してくれた。
私が比較的、幸運だったことはさておき、女性は働く時、必ずと言って良いほど月に一週間、体調が悪くなる。
人によっては二週間近い人もいる。個人差がかなり大きくて、私は1〜3日、薬を飲まないと立てないくらいの腹痛に襲われる。
妹は殆ど痛みは感じず、偏頭痛レベルで、薬を飲めば殆ど何もないと言ってるから、本当に人による。それは大前提として念頭においてもらいたい。
この問題ってどうすれば解決できるんだろう、といつも思う。
男の人が生理痛について、ものすごく学んでくれたところで、私の生理痛が良くなるわけではないし、周りが気遣ってくれるのはとてもとても嬉しいけど、体調不良で一週間ポンコツになるのは事実だ。
一週間って言ったら、8時間労働の会社で、週休二日として、残業なしで40時間。
通常時の稼働率を100%とした場合、生理の時は60%くらいだと思うので(あくまで私の生理痛の酷い日の数や痛みの話なので個人差は一旦無視する)
24時間分くらいしか働けてないことになる。
それが毎月なので、単純計算で年間288時間は有給休みみたいなものということだ。あくまで会社視点の話。
そして私と同じくらいの能力だろう、と想定された男性は私より288時間多く働いているのに、私と同じ分しか給料もらってない。
…これって不平等な気もする。
でも、感情的な話をすれば仕方ないっちゃ仕方ない。だって生物学的な問題上、そこで差別するの違う気もする。女だからって理由で月収を下げたら、今どき誰に叩かれるか分からない。
って思ったら、男ばっかり雇った方が良くない?て思っちゃう気持ちも分からなくもない。
でも、じゃあ働きたい私はどうすれば良いんだ?
…そうか!
同じ能力を期待された男よりも
仕事ができればいいんだ!
事実、大企業で働く女性たちは早々にこの結論に辿り着き、同期よりも仕事ができるように努めてる。
でもこれってさ。
働けてる女性たちはもう次のステージにいってるよね。
そしたらそのステージの人たちよりは年収低いわけじゃん?
「私、他に比べて貰えてないな」
てなるよね。
これ、難しい問題だなあ…。
もちろん、生理痛に劇的に効く簡易的な薬が発明されるのが一番だとは思うんだけど、恐らくそれは難しいんだと思う。
となると、上記の問題を解決するべきだと思うんですけど、私は馬鹿なので思いつかない。本当に。
有識者の方に教えてもらいたい。
これって社会的、法的、倫理的、経営学的には、どう解釈されてるんでしょうか。
何かを否定する気は全くないので本当に知りたいです。
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