「なんだか最近つまらない」自分に贈った『冬時間』のプレゼント
ここ最近、特段と「やるべきこと」と「やったらいいこと」に追われる日々が続いている。
電車の中では息つく間もなくタスクをこなし
家事の合間にはインプットをし
一体、なにに追われているのだ。笑
どれも自分がやりたかったことのはずだ。
けれど、スケジュールを埋めるタスクのひとつひとつが、いつの間にか「しなければならないこと」になっている。
気づけば、時間に追われている自分にどんどん余裕がなくなっていく。
そんな中、あるお客様とのやりとりでふと気づいたことがある。
そんな気づきから、【自分時間をもっと楽しもう】と自分がずっと好きだったものを思い出し、この冬の楽しみに追加した。
お客様を見送ったあとの沈黙
そんなことをぼんやり考えていたある日、ふわふわのファーのバッグを持ったお客様がいらっしゃった。
お客様のそのファーのバッグは、一気に冷え込んだ冬の柔らかい空気にぴったりで、間違いなく冬のファッションのポイントになっていた。
思わずふと声をかけてしまった。
私:「いいですね、そのバッグ。冬っぽくてほっこりしますね〜」
そのお客様は、嬉しそうに笑いながら答えてくれた。
お客様:「そうなんです!幼稚園のころからファーのものが大好きで。冬が来ると、こういう小物を持つのが楽しみなんです」
その瞬間、
「あ、私もこういう『季節を楽しむ』気持ち、昔はあったな」
と思い出した。
お客様を見送ったあと、自分に問いかけてみた。
「私がワクワクするものって、なんだったっけ?」
数年前から、服を選ぶ基準は機能性と素材の良さがメインになった。
着心地と素材とコスパの面でいったら、ユニクロや無印良品は最高だ。
在宅で仕事する機会も増えたことも合間って、めっきり立ち寄りたくなる店No.1になっている。
どちらも素晴らしい日本が誇るブランドだし(海外で見かけると誇らしくなる。謎)実際に快適で便利だ。
昔はもっと「これが着たい!」と心が躍るような買い物をしていたはずではなかったか。
北欧のクリスマスとホリデーシーズンのスタバ
それに加えて、来月予定しているスウェーデン旅行の準備をしていると、またふつふつと湧き上がる思いがある。
スウェーデンの冬は日照時間が短く、寒さも厳しい。
けれど、彼らはその冬を楽しむための文化を持っているというのだ。
「ヒュッゲ」や「ラグム」といった北欧独特のライフスタイル。
暗い冬を楽しむために、自宅を居心地よく飾りつけるのが当たり前らしい。
窓辺にキャンドルを並べ、赤と緑のクリスマスカラーにファブリック小物を統一。
外に出れば、街中がクリスマスシーズンは特段とキラキラしている。
そんな情報を見ていると、自分が最近スターバックスにやたら足を運びたくなる理由も分かった気がする。
クリスマス仕様のカップや店内の飾りつけ。それを見るだけで心がウキウキする。
なんだかつまらない自分に贈ったプレゼント
こうして少しずつ気づいたのは、やるべきことに追われている自分が、なんだかつまらない存在になっていることだった。
ということで、今年の冬、私は「楽しむ」ことに決めた。
これに加えて、ずっとやってみたかった羊毛フェルトにチャレンジしてみようと早速Amazonでポチったのである。
こうやって「楽しむ自分」を取り戻すことで、日々の忙しさやタスクにも向き合う力が湧いてくる気がする。
急に冬のような寒さになった今日この頃。
冬の時間は長い。そして寒い。
でも、それをただ耐えるだけにしてしまうのはもったいない。
今年の冬、私は北欧の文化に倣いながら、自分なりの「冬時間」を楽しんでみたいと思う。