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本に関するすてきなnoteを紹介します!

noteを書きたいのに、noteを書けない自分がいた。

日々の慌ただしさに書こうという意志がゆらいでしまって、それが続くとしだいにどう書いていいのか、どう書きたいのか見失ってしまった。

そんなとき、パーソナル編集者として伴走してくださっているみずのさんが、「自分が書いてみたいと思うnoteを探すのはどう?」と提案してくださった。

みずのさんのnoteはこちら↓

たしかに書けないときこそ、読むべきだし、書きたいなら、たくさん読むことが大切だ。グッドアイデアをいただき、まずは自分が書いてみたいnoteをざっと洗い出してみた。私が書きたいnoteはこんな感じ。

・読んだ本をおすすめするnote
・読んだ本からの気づきが書かれているnote
・書評エッセイみたいなnote
・その人ならではの視点や感情が丁寧に描かれている

書いてみたいnoteをイメージしながら、すてきなnoteを探す旅に出かけてみることにした。


本にまつわるすてきなnoteたち

①読みたい人のもとへ届けてくれる

■ むささび|本とインテイリア さん

まずタイトルに惹きつけられた。「ずっと心に残っている」って、とてもすてきだ。シリーズ化もされていて、毎回3冊ずつ紹介されているペースもいい。そして新鮮なのが、「短編」を紹介してくれているということ。

心に残っている「短編」を紹介するということは、本1冊分以上に、とてもむささびさんにとって大切な物語なんだろうなと思う。「◯◯を読みたい人へ」というキャッチコピーがついているのだけれど、そのキャッチコピーがとても工夫されていて、つい、それ読みたかったやつだと思わせてくれる。

私は、「子供の頃の自由でまっすぐな心」に想いを馳せたい人へ、というキャッチコピーをつけておられた『MISSING』の「瑠璃」、気になります!!

②人の本との出合いって気になる!

■ ぽあ さん

本の背表紙の写真、ぐっときます。そして本との出会いごとに紹介してるのがおもしろくて好きだなと思った。どうしてその本を読むことになったのか、どうやってその本にたどりついたのかなど、人の本との出合いって意外と気になる。

積読であり、今読まれている最中に書かれているので、リアルタイムっぽさ、それとぽあさんの頭の中を覗かせてもらっているかのような感覚もある。ぽあさんのnoteの冒頭で、積読ラインナップに対して以下のような言葉があって、感覚がすてきな方だなと思った。

生きることに懸命に向き合う時に必要な情とか熱とか、奥に潜むアツいものを感じる

ぽあさんのnote

③最後の締めまで読者へのサービス精神を忘れない

■ 読書大学(だい)さん

とても読者目線に立った紹介の仕方ですごい! と思ったのが、読者大学(だい)さん。文章の出だしから、最後の締めまで、すごい!

読者大学(だい)さんの、この本を見た第一印象からはじまり、それがいい意味で裏切られると書かれている。そういう第一印象をさらけ出してくれるのって、すごく共感しやすくて、著者に親近感をもっちゃうなと思った。私もそう思う! を読む前に共感できるうれしさ。

それから簡単なあらすじや感想を書いてくれるのだけど、感想もテーマごとに分けて箇条書きでとてもわかりやすい。読者が読みやすいように随所に工夫が見れて、信頼感が高まる!

最後に心に残ったフレーズの引用もあって、ここでよりぐっと読者の心をつかむ。私もしっかりとつかまれた。そして、まだこれでは終わらない。「余談」と続く。サービス精神のかたまり!

④かけがえのない日々のなかに本がある

■ 本|たま子 さん

文章を読んだとき、本当にすてきで、いつまでもこの心地よく温かな場所に居させてもらいたいと思った。ある日のお友達と過ごした時間が、日記のようなエッセイのような感じで綴られている。

お友達が集まり、おしゃべりに花を咲かせつつ、好きなことをそれぞれする自由時間もあって、それがとても自然ですてきだ。そのとき、たま子さんは本を読む。

その日の出来事が本とつながっていく。お友達との時間があって、本を読む時間があって、かけがえのないじんわり温かい1日がとてもきれいで、うっとりしてしまった。

文章のなかのどのシーンもすべて欠かせないものなのだけれど、本の存在が中心にあって、より1日をくっきりとさせてくれているような気がする。

そしてすてきなインスタもフォローさせていただいている。

⑤本への愛があふれている

■ シオ さん

タイトルで、本の感想であること、その本を読んで感じたことや伝えたいことが一発でわかる! 「好きの手入れ」というワードセンスに惹かれた。

私も「きらきらひかる」が大好きで、とても大切な作品だ。私なら固い文章で本紹介をしてしまいそうになるけれど、文体に軽やかさがあって、話しかけられているようで、ぐっと距離を縮めてくれたような感じがした。

シオさんご自身の旦那さんとのすてきな関係性の根底に、この「きらきらひかる」があることが、とてもすてきだなあと思った。

変化の中で相手を大切に思う気持ちを手入れし続けて生きてる。そうしたら、大好きな彼とずっと一緒にいられる。

シオさんのnote

この本を読んで、そう受け取って、シオさんのなかで作品が生き続けている。そして最後に、本のぐっとくるポイントを絵で表現しているところも愛があってすてきすぎます……!!

noteを読んであたたまった

すてきなnoteを読むと、急に書きたい欲がわいてくるから不思議だ。自分が同じように上手に書けるわけではないのに、なんだか背中を押されたような気になっている。

noteを書けなかったのは、書く時間がないとか、どう書いたらいいかがわからなかっただけじゃなくて、誰かに届く文章を書く自信がなかったんだと気づいた。

このすてきなnoteを書いた方々は、ご自身の心がまず動いていて、だからこそこんなにも心が動かされるのだ。そして、みなさんそれぞれ個性があって、その人の色みたいなものを感じた。

たくさん温めていただいたので、私も少しずつでもいいから、怖がらずに書いていきたい、と思わせてもらった。

noteを読んであたたまったところで再出発!

とりあえず、ZINEを出すのに向けて、エッセイを書き溜めていこう。




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