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声ツアーをつくろう~Geolocation API でつくる簡単無料の音声AR/スマホで観光・地方創生:Open Spot AR マニュアル
はじめに
音ワールドでは、スマホから聴こえる声がガイドしてくれる「声ツアー」を紹介しています。Open Spot AR という音声AR技術(音による拡張現実=Augmented Reality)をつかい、観光の音声ガイドや、音声による新たな地域コンテンツをめざしています。本教材は、Open Spot AR がどういう仕組みで動いているのか、どういうふうに声ツアーが作られているのかを解説します。
あなたも、いっしょに声ツアーを作ってみませんか。
本記事の、無料PDFダウンロード版はこちらです。
1.声ツアーの仕組みを理解しよう
1-1 声ツアーとは
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特別なアプリは必要ありません。声ツアーのホームページにアクセスし、「ツアーを開始する」をタップします。すると、GPSによる位置情報をもとに、特定スポットに入ると、スマホから声が流れてきます。QRコードを読み込んだり、ガイドさんの声を聴いたりする必要はなく、自然と声が聴こえてくるのです。今までにない没入感(イマーシブ)が得られる。これが声ツアーです。
技術的には、音声ARという名称でよばれることが多く、そのアプリには、ソニーのLocatone、エーベックスのSARFなどがあります。すでにいくつものツアーがリリースされ多くの人に楽しまれています。単なる観光ガイドもあれば、アニメの聖地を声優の声とともに巡るツアー、ホラー風の恐怖体験など、多くのツアーが存在します。
1-2 Open Spot AR とは
Open Spot AR は、著者が、無料のオープンソース(公開され自由につかえるプログラム)として展開している音声ARプロジェクトです。公開されたプログラムは個人・商用、自由に利用でき手軽に音声ARコンテンツを作れます。いっぽう、前述の大手企業が展開する音声ARのシステムは、ツアー提供者側は金銭的負担がかかります(Open Spot AR もサーバー代など実費はかかる)。それぞれ、ターゲットや仕様が異なりますので、一概に比較はできませんが、Open Spot AR は無料で多くの人に使ってもらい、音の世界=音ワールドを広めていこう、というコンセプトで展開されているプロジェクトです。
音ワールドというWebサイトは、このOpen Spot AR をつかった声ツアーを提供し無料で利用できます。
1-3 GPSによる位置測定
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Open Spot AR では、世界中でとんでいるGPSからの電波をキャッチして、利用者の位置を特定します。そして、GPSによる位置測定は、じつは複数(3つ以上)のGPS衛星からの電波を受信して、位置を特定するのです。
ですから、Open Spot AR に限らず、マップアプリなどでも、屋根や電波を反射するビルが近くにない開けた場所で、数秒立ち止まって、スマホを手に持っている状態がもっとも正確に測定されます。複数のGPS電波をキャッチしなくてはいけないので、ゆっくり歩く、立ち止まったほうがいいのです。
ですので、Open Spot AR では、屋外で体験できるツアーのみを提供しています。屋内での位置特定には対応していません。ですが、だからこそ、外だから生きるコンテンツがより多く出てくるのではないかと、期待しています。
1-4 音が聴こえる仕組み
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Open Spot AR では、少ないプログラムコードによる低コスト開発を優先させています。ですので、スポット侵入による音再生では、緯度経度を指定し、その半径xxメートル以内に入ったら再生開始、という仕様にしています。ですので、次の処理は現状ではできません。特定エリアから出たら再生する/xx町に入ったら再生する/不規則な形でのエリア指定。
Open Spot AR は無料で誰でもかんたんに使えるいっぽう、より高度な位置測定や再生までには対応していません。また、現状では、指定スポットは特定の順路のみでしかクリアできないようになっています。このあたりは今後のアップデートに期待したいところです。
ただそれでも、スマホでブラウザを開いておき、順路にしたがって歩けば、自動で、その場所に行けばサウンドが流れ、見慣れた町が、特別な風景になること間違いなしです。
1-5 おすすめの声ツアー例
特定エリアに入ったら音が流れる、ということでは、おすすめは観光ガイドです。地域の史跡巡りや、大学のキャンパスツアーなどが効果的です。また、利用者もそうしたガイドになじみがあり、受け入れられやすい、という点でもおすすめです。
特定の場所をあえて隠して、宝探しのようなツアーも可能です。最初は鍵をみつけ、次に宝箱を見つけ、最後ゴールを目指す。最後にお店のクーポンを表示させれば、さらに特別感が演出できますね。
Open Spot AR では、最初にスマホを開き、ツアーを開始するだけで、あとはスポットを巡ることで自動で音声が流れますので、高い没入感を得たいツアーやイベントには、とても相性がよいです。
2. 声ツアーをつくる準備をしよう
2-1 公式ドキュメント
Open Spot AR は、GitHubという、世界中のエンジニアが使うサイトで公開されています。GitHubは、マイクロソフト傘下にあるサイトですので、とても安心です。https://github.com/kagua/Open-Spot-AR
この教材で紹介しますツアーの作り方は、その中でも「シーケンシャルエリアガイド」とよばれる、一方向の順路で構成されるツアーの作り方です。順路が固定?ときくと、不自由に感じるかもしれませんが、指定できるスポットの数に上限はありませんし、今後アップデートでランダムに周れるようになるかもしれませんし、まずはこのツアー作成で、Open Spot AR の基礎を身につけましょう。
2-2 用意するもの
最低限用意するものは次のデータです。
ウェルカム画面:画像、スタート地点のGoogleマップURL、スタート地点名
スタート地点:画像、音声、GoogleマップURL、スポット名、次のスポット名
スポット1:画像、音声、GoogleマップURL、スポット名、次のスポット名、緯度経度
スポットx:スポット1と同じ
ゴール:スポット1のGoogleマップURLの代わりに、誘導したいURL
※音ワールドのサイトに紹介記事を掲載するときは、ツアー画像が必要
2-3 声ツアー利用時の画面遷移
前述のデータを用意しますと、次のようなツアーが作れます。「ツアーを開始」をタップした以降は、GPSから位置情報を取得し、スポット侵入することで、自動で再生や画面切り替えがされます。
スタート画面の音声は、「声ツアーを開始する」ボタンのタップで、音声再生と画面表示が行われますが、それ以降は、エリア侵入がきっかけとなって音声再生と画面表示がされる、という点がポイントです。画面下に表示される現在地(緯度経度)と、目標スポットへの差分は、リアルタイムに変化します。ゴールすると、もう次の目的地は読み込まれず、声ツアーは終了となります。
動作としては、ツアーを開始すると、エリア侵入するごとに次への目標スポットなどが表示される、というイメージになります。
2-4 声ツアーで表示される情報
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声ツアー名:15文字まで
ボタン:ツアーの開始と終了(中断)をします
メッセージ:現在の状態や次のスポットへの指示などが表示されます。
GoogleマップURL:次のスポットがピンされたGoogleマップが表示されます。これをタップしGoogleマップを見ることで、次にどこへ向かえば良いのかわかります。
スポット画像:スポット侵入したときに、自動的に表示されます。クーポンやQRコードなどを表示させることで、ツアー参加の動機づけが強固になります。
現在の緯度経度:リアルタイムに現在地が表示され、次の目的地との距離も表示されます。
2-5 声ツアーの情報を集めるツール
声ツアーを作るにはストーリーにもとづいて情報を集める必要があります。現地に行かず作ることも可能ですが、実際の誤差の確認も含め可能な限り現場で収集したいものです。次のツールを用い、スポットの数だけ収集しましょう。
2-5-① カメラアプリ(デジカメ)
スタート地点や各スポット、ゴールの画像を、現地で撮影しておきます。このとき、利用者が実際に目にするアングルで撮影するとよいです。
2-5-② Googleマップアプリ
Googleマップアプリを起動し、現地で「現在地」をタップします。そのとき、現在地のポイントを囲うサークルが最も小さく、位置が安定したところで、長押しをし、位置情報を表示させます。
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位置情報が表示されましたら、「共有」をタップしURLをコピーし、Googleドキュメントなどメモアプリに、控えておきます。
2-5-③ Open Spot AR 計測ツール
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Open Spot AR から提供されている位置情報計測サイトです。 https://www.kagua.biz/panpan/record.html
Googleマップでも緯度経度は測定できます。しかし、実際のツアーと同じブラウザを使うことで、より実際の緯度経度と近くなります。
2-5-④ メモアプリ(Googleドキュメント)
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スポット名、GoogleマップURL、緯度経度。これらの情報を、メモアプリで控えておきます。あとで、PCで使うときのために、GoogleドキュメントなどPCでも共有できるメモアプリがおすすめです。
2-5-⑤ 音声編集アプリ
スポットごとの音声を録音し、編集します。私は、PCと無料アプリのAudacityで録音し編集し、MP3へ書き出しまで行っています。また、喋らずとも無料の合成音声アプリVOICEVOX を使い、テキスト読み上げをし、その音声ファイルを、AudacityでMP3に変換します。
これらのツールや使い方は、ネットや書籍などで調べて、自分にあったものを使って下さい。
Audacity
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/
VOICEVOX
https://voicevox.hiroshiba.jp/
2-5-⑥ 必要な情報の整理(Googleスプレッドシート)
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私はツアーを作る前に、Googleスプレッドシートに情報をまとめます(下図)。これらの情報が、2-4で紹介した画面に表示される、というわけです。
2-5-⑦ BGMの準備
声ツアーでBGMを流す場合は、BGMの音楽ファイルを用意します。著作権を侵害しないように注意しましょう。AIが自動で音楽を作ってくれるcreevoというサイトがあります。パブリックドメインという無料で使えるライセンスですので、参考にして下さい。
3. 声ツアーページを作ろう
3-1 コードの修正
2-1で紹介した公式サイトから、Open Spot AR のテンプレートをダウンロードします。サンプルの画像や音声やBGMが入っていますので、MP3(音声)やJPG(画像)などは、差し替えて下さい。ファイル名はそれぞれ順番にしたがって 0+番号.jpg (音声であれば、0+番号.mp3 )にします。BGMは、bgm0000.mp3 にして下さい。
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index.html をテキストエディタで開き、プログラムを修正します。◆の近辺に書かれた箇所を、コメントにしたがって、修正して上書きしてください。
これで準備は完了です。フォルダごと、自身のサーバーにアップロードして下さい(Webサーバーは各自で用意して下さい)。
3-2 エリア半径の設定
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スポットは緯度経度で指定します。そこを中心にして半径何mに入ったら、音声を再生するのかを指定します。targetRadius を5とすれば半径5mとなります。屋外の開けた場所であれば5mくらいでもいけますし、ビルなどが多い場所ですと50mくらいズレるときもあります。必ず現地でテストしましょう。
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テストをするときは、画面下に表示される差分の残りメートルを参考にするとよいです(場所によってメートルを変えるというのはできません、一定です)。
そのとき、Googleマップアプリでも見られるように、数秒そこで立ち止まって距離が安定するまで待ちましょう。
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ちなみに、PCブラウザでGoogleマップを使いますと、距離の測定ができます。以下のように地図上を数回クリックしますと、直線ですが距離がわかりますので、あらかじめ参考にしてから、現地で確認するとしますと、便利かと思います。
3-3 現地テストで確認
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声ツアーが完成したらスタート地点の近くに行き、アップロードしたサーバーにアクセスし、テストします。以下のことをチェックしましょう。問題がなければ知人などにプレイしてもらいましょう。自分だけでは気づかなかった不自然やミスがわかるはずです。
楽しいツアーを作ってくださいね!
正しく動作するか:意外とスタート地点と最初のスポットの概念が理解しづらく設定をミスることがあります。間違えた場合はスクショなどで控えておこう
スポットとの誤差はどれくらいか:開けた場所でもたまに誤差が10m以上になることもあります。そのときは長く待ちましょう。Googleマップとの差もチェッ クしておくと良いです。指示がわかりやすいか:次にどこを目指すべきか、わかりやすい言い回しか、を実際にプレイしているユーザー目線で現場で確認します。
音声の長さは適切か:Googleマップでだいたいの到着時間を見積もれます。現場に行く前にある程度見積もっておくと参考になります。
安全に周れるか:立ち止まってスマホを見たとき、車や通行の妨げなどにならないようにしましょう。
説明と違ってないか:お店などは無くなってしまうこともあります。ポストや公共機関など、無くなりにくいものを目印にした説明にしましょう。
4. よくある質問
4-1 プログラムは無料で使えるのですか?
無料で使えます。いっぽうで自己責任、無保証です。プログラムの多くの部分が、ChatGPTで作られています。AIが作ったものですので、著作権を主張できない、というのもあります。ですので、最もゆるいライセンスのMIT Licenseで公開し、より多くの人に使ってもらい、楽しい音ワールドを作れればと思います。作りましたらぜひSNSで拡散して、教えて下さいね。
4-2 ツアーを有料販売してもいいですか?
MIT Licenseで公開していますので、著作者表記のみして頂ければ、商用・非商用にかかわらず自由に使えます。詳しくは、MIT Licenseでお調べ下さい。https://ja.wikipedia.org/wiki/MIT_License
4-3 なぜ無料にしたの?
音声ARはすでに多くの企業が参入しています。いっぽうでBOSEという大手音響メーカーはすでに撤退するなど、どうも普及する匂いがしない気がしました。であれば、趣味として、細々ながら、みんなで楽しく遊べるようにしよう、こっそりみんなでスポットに音をつけて楽しんじゃおうよ、と考えました。となれば、無料は必須となるわけです。
4-4 キャラクターも自由に使っていいの?
Open Spot AR のイメージキャラクターである「もぴん」も、ほぼAIで生成されています。ですので、公序良俗に反しない限り、商用・非商用にかかわらずご自由にお使い下さい。二次創作はもちろん大歓迎です。
4-5 音ワールドなど名称の由来を教えて下さい
「音ワールド」ちょうど、PALWORLDというゲームがバク売れしているときで、xxワールドがいいなぁと思っていたところ、検索したら意外にもこの直球のネーミングがほぼ使われていなかったので、世界を音でこっそり埋め尽くす、という思いを込めてつけました。
「Open Spot AR」音声ARというネーミングは広く使われていて、かつ特定の企業が検索でほぼ上位にくる状況でした。ですので、オープンソースと音声AR、の2つが伝わるように考え、かぶりが見つからなかったので決めました。
ちなみに、2-1で登場するピンクのナマケモノは「もぴん」といって、Open Spot AR のマスコットキャラクターです。ぜひ、みなさん可愛いがって下さいね。
4-6 声ツアーがうまく考えられません
最初は、観光ガイドを作ることをおすすめします。市役所など公式HPの観光ページで、意外とクリエイティブ・コモンズ(ルールを守れば無料で使える)で公開されていることがあるのです。コモンズライセンスであれば、気軽に使えます。文章やスポットを考えることがかなり大変ですので、そういった既存のものに頼るのがおすすめです。音声ARというのは、私たちはあまり体験したことがないため、難しく感じるものなのですよね。
4-7 それでもツアーがうまく作れません
スタート地点→スポットA→ゴール、という最低限の声ツアーを、自宅の近くで作りましょう。サンプルプログラムには、Google検索の収集を避ける命令をあらかじめ入れてあります。作った声ツアーを試してすぐに削除すれば、まず公になることはありません。Open Spot AR は、スポット数を増やすことが簡単になるように設計しています。ですので、最低限の声ツアーで、必ず必要な3地点のツアーを作る、その制作ルーティーンを体に染み込ませるまで、何度も反復するとよいです。その雛形が簡単に作れるようになったら、緯度経度だけを変えて、テストしてもらえる知人の近くの声ツアーを作り試してもらうとよいです。音声ARの難しいところは人に試してもらいにくいところなので、「緯度経度を変えれば作れるくらい」まで習得しますと、楽しくなってきますよ。
4-8 GPSがうまく動作しません
こればかりは環境とスマホの性能に依存します。最初は、屋根のない、ビルなどの少ない、開けた場所でのツアーを作ることをおすすめします。あとは、スタート前に、利用者に(歩きスマホはダメですが)、スマホがGPSを受信しやすい所作を伝えておきましょう。①スマホを手にもつ(カバンなどに入れない)②ブラウザを前面に出しておく(バックグラウンドにしない)③スポット周辺では立ち止まってGPS電波の安定を待つ(安全に気をつける)④テスト時に誤差範囲を把握しある程度広い半径で動作しても不自然でないツアー内容にする、などを工夫しましょう。また、音声が聴けなかったときのために、すべての音声をGPS関係なく、無条件ですべて聴けるネタバレのページを作っておくとよいです。
4-9 スタンプラリーのように順番関係なく周れるようにしたい
今後のアップデートにご期待下さい。以下の仕様は、私も「できればいいなぁ」とは思っていますので、徐々に実装できればと思います。全部周らなくてもエンディング/1スポットのみ/ランダムに周ってもOK/Googleマップの常時表示/スポット一覧表示/条件分岐(見つけるスポットによって次に行けるスポットが変わる)/スポット範囲外で反応/スポット範囲外でランダムに音声
4-10 面白い使い方を教えてください
エンディングでもリンクを表示させられます。声ツアークリアのご褒美として、飲食店などのクーポンページに飛ばすなどしますと、ツアーを巡るインセンティブになり、かつお店の宣伝になります。音声のセリフを1人称視点にすると、より没入感が増します。作品の世界にいるような気になります。例:シャーロックホームズがワトソンに話しかけているような音声にする。参加者はワトソンになったつもりで街を巡れる。
4-11 すぐに技術が古くなるんじゃないの?
たくさんある音声ARのプラットフォームのどこに乗っていくか、不安になりますよね。Open Spot AR は、HTML、JavaScript、というネット黎明期の頃からあるプログラミング言語がベースになっています。いわゆる枯れた技術、です。また、GPS情報は、大手IT企業が管理しているのものでなくユニバーサルで、こちらも古くからある技術で安定しています。Open Spot ARは、それらに則った手軽にできる、をコンセプトにプロジェクト進行をしていますし、またオープンですので、安心感は随一だと考えています。
4-12 とはいえ開発が止まるリスクもあるんじゃないの?
個人でやっている以上それは100%否定できません。しかし、すべてのコードや技術が公開されたものを使い、そしてコードも公開されています。またコードも難解な箇所はございませんので、多くの技術者が引き継げるものとなっています。いっぽう、開発のモチベーションという点では、最低でも10年はやる覚悟でもともと始めましたので、そこは信頼してほしいと思っています。もちろん、見返りがあればそれにこしたことはありませんが、元々無いことを前提に設計していますので、ご安心ください。それでもご不安とおっしゃれる方はぜひこちらにもあります広告枠や活動支援などのスポンサードをご協力いただけますと励みになります。どうぞよろしくお願い致します。
4-13 Open Spot AR を使うメリットを教えて下さい
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とにかく無料である、という点です。多くの音声ARプラットフォームは有料で、維持費がかかります。しかし、Open Spot AR であれば、ホームページを作るスキルがあれば、サーバー費用のみで声ツアーを制作し運用することが可能です。サーバー代は、たとえば、あるプロバイダでは年間1,600円程度の維持費です。例: https://rs.sakura.ad.jp/lite.html
音声AR自体、QRコード設置や既存の音声ガイドサイトなどと比較して、メリットデメリットがあります。参考までに比較表を載せておきます。Open Spot AR は、とにかく無料で気軽に使える、現実世界を変える必要がない、という点がウリなのです。
ご支援のお願い
Open Spot AR は、誰でも簡単に音声ARコンテンツが作れるようにとの思いで、個人で活動しています。皆様のご支援がありますと、とても助かります。無料PDFへの広告出稿もお待ちしています。
テーマ曲を作りたい
生成AIでテーマ曲を作曲しましたが、聴いてみると意外とそれっぽくなります。こうでもして、とにかく音声ARの伝わりづらさを少しでも解消したいです。歌詞はどんどん二次創作してくださって構いませんので、音声AR認知向上にがんばりたいです。
クリエイターエコノミーニュース(教材ドットコム) 吉田喜彦
初版 0.01 2024年2月2日
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公式YouTube
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音ワールド👂 ~声からはじまる奇妙な観光
https://otowa.kyouzai.com/
CC BY 4.0
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
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