テディベア制作日記1
わたくしが所属しているお人形教室で、展覧会準備の際にオリジナルぬいぐるみ、それも道具入れになりそうなものを腰に下げるのが定番よ
とか言われて「そっかー」となにか作ろうとは思いながら今日までずるずる過ごしておりました。今回、鵺ちゃんを作ったあまり布がたくさんあることだし、知り合いのお嬢さんへのプレゼントにもなるかな、と、ぬいぐるみ制作に至った次第。
大昔、テディベアが流行ってたころにいくつか作ったことはあるんです。ふつーの、それこそ花柄の綿端切れみたいな布で。毛なんか生えてないやつで。腕や足はボタンごとくくりつけたり、ただ縫いつける、みたいな。
そういうこともありまして、今回はジョイントってなに?からはじまりました。
型紙もぼんやりした記憶しかないので、そういえばこんなだったかなと裏紙に書きましてですね
ほぼ勘ですね。なんとなくですね。これをまんま切り取りましていざやいざ。
もふもふにもほどがあるわ、とうなだれたものの折角なので各パーツを縫いすすめます。
ところで今回ドールアート展で入選された文目さんという方がベアもお作りになる方でらして、「ドイツのモヘア使ってるのよ~」とおっしゃっていて、
素敵な作家さんの真似をすぐにしてしまいたくなるわたくし、これを思い出してすぐに取り寄せることにいたしましたの。しかし、たっか!!(高価)
こちらのお店を利用いたしました。
とってもかわいい封筒で直ちに届く、そしてかわいい納品書にかわいいおまけハガキ。心がなごみます。ありがとう。こういうお店、すてきですね。
さて届いた布を見れば高価なのも納得。
くるりんモヘアをほそい束ごとに厚めの綿に縫い付け、裏面は全面糊付けしてあるんです。
布?布ですかこれ??というくらい厚くて硬い。手間かかっています。しかもドイツ製。舶来物ですよ。
さあ、本格的な材料がそろったところで新たな気分で型紙を若干無視しつつ縫い始めます。頭部からです。
内表にして縫います。使うのは愛用しているみすや針四の三です。
針、折れそうです(それはそう)
縫い終わったらひっくりかえ、かえ、えっと、ひっくり返………
やりにく!!! 固っ!! きっつ!
からの
なんか間違えちゃったかなあ……
と、しばし絶望にかられ、
「こ、心を燃やすのよ!!」と挫けつつも縫いすすめてまいります。
つよい子です、わたし。
この間、YouTubeでテディベアの作り方各種動画を拝見し、
どうもぬいぐるみ用の針なるものがあるとのことでゲット。
道具から入るタイプです。
ようし、使ってみるぞぉ……なにこれ縫いやすい!! うすい絹用の針とはちがう!
針穴大きいし!
適材適所という言葉の重みを思い知ったのでした。
つづきは、また。