気がつけば警備員になっていた。 感想
いきなりこんな卑猥なこと書いてしまい、大変申し訳ありません。(本人は土下座してます)
これは著者が専門学校を卒業後に就職した、雑誌の編集プロダクション時代の話に出てくる内容です。
あまりに面白かったので、冒頭のインパクト欲しさに使ってしまいました。
本の内容を抜粋する時は、音声入力を使っているのですが、これを最後まで言い切るのに4回ぐらいかかりました(笑)。
もし笑わずに1回で言い切れたら凄い精神力ですよ。
気を取り直してここからちゃんと感想に入ります。
本書は著者が編集プロダクションを退社後、高層ビルの「施設警備員」として働いた4年間の出来事をつづった内容となっています。
私は警備員の仕事について、社会的には必要だけど、就職してはならないものだと思ってきました。スキルは身につかないし、健康で一定の体力さえあれば、誰でもできる仕事だからです。
しかし、本書を通じて警備員として働く人たちの大変さや、施設内の安全を守る責任の重さを知ることができました。
誰でもできる仕事ではない。
警備員を続ける忍耐力は、特別なスキルであること。
私が本書から学んだことです。
その他にも「人間の器は警備員への態度でわかる」という言葉がとても刺さりました。
これは私を含め多くの人が、思うところがあるのではないでしょうか?
常に自分を律して、誰にでも礼儀良く振る舞う。
できそうで、なかなかできないことだと思います。
私も「本当の顔」を後になって思い返した時、「また、やっちゃたな」と反省することがたくさんあります。
本書では、必ず朝の挨拶を返してくれる人が大企業の社長であったり、のちに大成功を収める人だったりするそうです。
関わる人すべてを大切に思うことが、大事なことだとあらためて学びました。
ここまで本の内容よりも私の感想ばかりになってしまいましたが、本書のメインは警備員の仕事についてです。
巡回距離が1日に10キロもあるとか、火災報知器が鳴った時の緊張感、深夜のオフィスで繰り広げられる男女のあれこれなど、さまざま勤務実態を知ることができます。
エレベーターで1人になった時、見られて恥ずかしいことしてないですか?実は警備室のモニターでバッチリ見られちゃってますよ(笑)
警備員の仕事の裏側ってほんと面白いことだらけです。これ読んだら、密室で1人、2人になっても恥ずかしいことは、絶対にやめようと思うことになります。(非常階段とか)
詳しく知りたいと思っていただけたら、是非、本書を読んでみてください。
以上になります。
感想文を読んでいただき、ありがとうございました。