医者が教える正しい病院のかかり方 感想
病気や怪我って本当に怖くないですか?私はとても怖いです。
ちょっとでも体に異変があると心配で心配でたまりません。原因不明の痛みや倦怠感があると、ああもうこうれで駄目になってしまうんだ、もう駄目なんだ・・・といった感じで、直ぐに大げさに考えてしまいます。
以前にちょとしたすり傷で指先から出血したとき、近くにいた上司にダッシュで絆創膏を取りに行かせたぐらいなので、もう本当に重症ですww
なので本屋でこの本を見つけた時、とうとう私が求めていた本が見つかったと感動し、レジまでスキップで向かうぐらい浮かれました。そして、家に帰り休憩を挟まず一気に読破しました。
感想は、読んでよかった!!!
以上
いやいや駄目ですよね。ちゃんと書かないと。
すみません。どこがよかったのかちゃんと書きますね。
前書きでなるほどな~と思う部分がありました。
「後医は名医」という言葉です。
体に異変が起きてお医者さんに診てもらおうと思った時、まず最初に近所のクリニックや病院に向かうことが多いと思います。そこで診察を受け、薬を処方してもらいます。
その薬が全然効かなかった為、そのお医者さんに不信感を抱いてしまいます。不信感から別のクリニックで診てもらうことにし、そこで以前の薬は効かないこと教えられ違う薬を出していただきます。
その薬が劇的に効いたとき、「このの先生は名医だ」と確信すると同時に、最初に行ったところには、もう二度と行かないぞ!と思ってしまうことがあると思います。
でも結局これは、最初に行ったクリニックをもう一度行ってみても、ちゃんと効く薬をもらえていた可能性が高いんです。
最初に診た医師よりも後から診た医師の方が、「それまでに行われた治療が効いたか効いていないか、体がどんな反応を示したか」という情報を手にした上で診断することができたからです。
その為、後から診た医師が「名医」になりやすいのです。
こういった知識不足や理解不足で最初に診てもらった医師を「ヤブだ」なんて決めつけて、最も行きやすい所に行けなくなってしまうという損をしてしまいます。
私自身もこの冒頭の言葉を読んで、患者側も正しい知識を身に着けることが大切なことなんだと理解できて、とても良かったです。
検査の正確性について
インフルエンザ等の迅速検査を行った際、陰性か陽性どちらかの結果か、100%正確にはでないと説明しています。
それは「偽陰性」「偽陽性」が一定の割合で出るためです。症状が出てからの時間によって検査の感度が変わり、最も正確に出やすいタイミングでも92%程度の正確性になります。つまり本来は陽性なのに8%の人が陰性になってしまうことがあるということです。
現在のコロナ禍で頻繁にニュースで出てくるPCR検査でも、この問題が良くあります。芸能人やスポーツ選手が「偽陰性だった」、「偽陽性だった」なんていうことがしょっちゅう取り上げられていたことは、記憶に新しいと思います。
なので、検査は完璧ではないと理解していれば、陰性だったとしても油断せずに適切な行動をすることができます。これ以上、感染を広げないためにもこういったことを知っておくことはとても重要ですね。
手術前の準備について
手術を受ける前に必要な準備として禁煙と減量が必須だと説明しています。
喫煙は様々な合併症のリスクを上げ、非喫煙者よりも手術後の死亡率が高いそうです。
肥満は病変が脂肪に埋もれて時間が余計に掛かること、術後に心筋梗塞や脳梗塞のような疾患を起こす危険性が高まるそうです。
なので、普段から体に良い生活習慣をしておいた方が手術のリスクを減らせるなら、やらない理由はないですよね。
ここまで本の内容の一部を紹介してきましたが、最後に救急車を呼ぶか迷った時の便利なアプリを紹介したいと思います。
「全国版救急受診アプリ【Q助】」です。
詳しい内容は本書で書かれていますが、ざっくり言うと、症状ごとに質問に回答していくと救急車を呼ぶべきか判断してくれるアプリです。
ためしにダウンロードして使ってみたところ、分かりやすくていざという時に使えるなと思いました。無料ですし評価も高いので是非、使ってみてください。
医療情報ってインターネットを見れば山ほど出てきて、どれが本当に正しい情報なのか分からなくなってしまうと思います。一番は医師に直接聞くことですが、ハードルが高いなと思う場合は、まずはこの本を読んでみて下さい。
どうすればいいか全くわからない時の足掛かりには、持って来いの内容です。
是非、読んでみてください(^O^)/