◇「カゼイン」というプロテインの種類
プロテインにはいくつか種類があり、その中にカゼインという種類がありますが、このカゼインという栄養素についてどれほどご存じでしょうか。カゼインプロテインを摂取している方はゆっくりと吸収することを目的にしているかと思いますが、実はデメリットとなる要素もありますのでぜひ今後のプロテインの摂取の仕方の参考にしてみてください。
1「カゼイン」の種類
カゼインには大きく三種あります。
〇以下三種
・α-カゼイン
・β-カゼイン
・κ-カゼイン
人間の母乳もカゼインが含まれていますが、種類としてはβ-カゼインとκ-カゼインです。牛乳はα-カゼインで構成されます。牛乳のα-カゼインは炎症促進作用があります。またアレルギー誘発の可能性があります。
2「カゼイン」のデメリット
カゼインの最大のデメリットは腸内の炎症促進にあります。カゼインは小麦に含まれるグルテンと同じような作用をもたらし小腸内にある柔毛に絡みつき小腸内の炎症を引き起こします。カゼインのような未消化たんぱくが腸内で柔毛に絡みつくとリーキーガットという症状を起こす可能性があります。リーキーガットによりアレルギー疾患や、消化不良、倦怠感、精神疾患、慢性疲労、肌荒れ、クローン病などなど多くの疾患の可能性が考えられます。
3まとめ
今回は「カゼイン」というたんぱく質にのみフォーカスしてお話しました。しかし実際に大手ジムではプロテインを牛乳で割って飲むことでホエイ+カゼインを摂取する方法をとっています。そうなれば牛乳そのものについて考える必要があります。なぜなら牛乳は健康食品の一つのように謳われていますが実際はデメリットのほうが多いという研究もあるからです。
もしも緩やかな吸収のために「カゼイン」を選んでいるならば、今後はカゼインプロテインをお勧めしません。ホエイプロテインでも炭水化物などと一緒に摂取することで緩やかな吸収を狙うことは十分にできます。
遅発性ですぐには症状をみせないカゼインですが、少なくとも健康を害する可能性は0ではないので、今後プロテイン等を摂取する際は少しだけ体に気を使ってみるといいかもしれません。
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