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日本神話のモヤモヤ

日本神話の中で、意味がわからずモヤモヤを感じた部分があります。
それは高天原のスサノオの行動で、アマテラスの織屋の屋根に穴をあけ、天の斑駒ふちこま(馬)の皮をはいで落とし入れたこと。

鹿やイノシシでも良かったはずなのに、なぜわざわざ馬なのか。織屋の戸口や窓ならともかく、何故屋根(棟)から落としたのか。(重くて無理?)

魏志倭人伝では、3世紀の日本には馬がいなかったそうです。

馬は、倭が高句麗との戦いに敗れて必要性を感じ、4世紀末~5世紀に日本に入ってきたとか。だから、それ以前に馬がでてくる話に違和感を感じてた。(高句麗と倭の戦いは諸説あり)

邪馬台国の文字にある「馬」は、魏の通訳官が音を聞いた当て字なのでしょう。また、邪馬台国は卑弥呼が盟主をつとめる連合国で、対馬国、投馬国、不弥国、奴国、伊都国、末羅国、一支国などがあったそうです。

では、もしも古事記を書いた人が魏志倭人伝を読んでいたらどうでしょう❓

そして「斑」には、分ける、グループなどの意味もある。(班長、とか)

つまり、天の斑駒ふちこま(馬)とは、当時の邪馬台国連合を指すのではないのかな、と想像をふくらませてしまいます。

また、棟とは屋根の一番高い水平部分で、風雨が一番激しく当たる場所。そして、屋根と屋根を結ぶ分水嶺になる。そこに穴をあけ、皮をはいだ馬を落とすという書き方は、邪馬台国の屋台骨に穴が開き、連合がなくなるような出来事が暗に示されているのではと。

魏志倭人伝では、卑弥呼が狗奴国との争いを魏に伝えていたとか。それを聞いた魏は、和睦の使者として帯方郡の武官を邪馬台国に派遣したそうです。でも間に合わずに?卑弥呼は亡くなってしまう。

その後は、男王が立つも国中が服せず争いで大勢の死者が出る。
そこで、魏の和解を促す書で、卑弥呼の一族(宗女)である13歳の壱与いよ(別名、台与とよ)が王となり国が定まったようです。(諸説あり)

ちなみにこの魏の武官さん、女王壱与いよが中国(西晋)に朝貢するまで約20年日本に滞在したみたい。(諸説あり)

もしそうなら、その後のヤマト政権の軍事行動(日本統一、半島進出)に少なからず影響があったのでは?

神話ってロマンがありますね。
最後までお読みいただきありがとうございます💖

参照(wiki調べ):天岩戸、魏志倭人伝、邪馬台国、倭、台与、張政
『地図でスッと頭に入る古代史』
コトバンク:棟

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