スクリプトドクターの脚本教室・中級篇を読んで学んだこと3つ
こんにちは、カゲワサビです!最近は漫画力UPのために、いろいろな漫画の指南書を読んでみています。
今回は映画脚本の指南書「スクリプトドクターの脚本教室・中級編」を読んで学びになった部分を抜粋して紹介していきたいと思います!
※初級篇の感想noteはこちら↓
「物語ひらめきドリル」を使って物語のアイディアを作る
物語の良いアイディアを思いつくままに出すのは難しいですし、他の事を行っている最中や特定の刺激を受けた際に自然と頭に浮かんできたりもします。なので、ただ座って思考を巡らすよりも、具体的なキッカケを設けるとより効果的です。
スクリプトドクターの脚本教室・中級篇の「物語ひらめきドリル」はその一例で、ランダムな要素を組み合わせて物語のアイディアを生み出すことができます。
具体的には、ダイスを振って出た結果を基にアイディアを考案します。
それでもなかなか思いつかない場合、考え方が単一のパターンに固まっている可能性があります。そんな時は、日常生活に新しい習慣を取り入れてみることで、新たな視点や思考のアプローチが得られるかもしれません。
「話作り書き込みシート」で強固なメインプロットを作る
以下の「話作り書き込みシート」を使用してプロットを検討することで、プロットを深く理解し、考慮漏れのないより確固なプロットにすることができます。
話作り書き込みシート
補足として、協力者キャラクターは、ただ都合が良い存在として扱われるべきではありません。以下に、都合が良い存在ではないが物語に良い働きをしてくれる協力者キャラクター像の例をいくつか挙げます。
門番:主人公が異世界で本気で生き抜く覚悟があるかどうかを試す役割を果たし、その覚悟がある場合に協力者になります。
メンター:このキャラクターは賢者として主人公を導く存在です。ただし必ずしも老人であったり、善人である必要はありません。
例:エイリアン|アッシュ
トリックスター:このキャラクターは秩序を乱す存在ですが、その特性が魅力になります。
例:サウスパーク|カートマン
すべてのキャラクターがただ都合の良い存在にならないよう、それぞれと適切な距離感を保つことが重要です。
物語に深みを持たせるサブプロットの作り方
ただの脱線ではなく、意味があるサブプロットを書く必要があります。
サブプロットの例は下記になります。
1 主人公の外的ゴールだけでなく内的ゴールを作ることでサブプロットを作る
例:サメを倒すことで苦手としていた海も克服する
2 サブキャラクターでサブプロットを作る
例:バックトゥー・ザ・フューチャー
(元の時空に帰るメインプロット、母親と父親を出会わせるサブプロット)
ただし、サブプロットやサブキャラクターが過度に強調されると、物語全体のバランスが崩れてしまうので注意が必要です。
メインキャラクターに全ての物語進行の役割を押し付けるのではなく各キャラクターが自然に物語に組み込まれるよう心掛けることがおすすめです。
まとめ
以上が「スクリプトドクターの脚本教室・中級篇」を読んで学んだことです。
ここに記載したことは本の内容の一部ですが、漫画を面白くする上で重要なことを様々学ぶことができました!
良書だったので、よければ読んでみてください ↓