初戦で弾みがついて　東海大－城西大　首都大学野球春季リーグ戦・第１第１戦

2024.4.7　パレスタひらつかでの首都大学野球春季リーグ戦・第１週第１戦　東海大６－２城西大（延長11回タイブレーク）の観戦レポートです。

【東】岩本真、諸隈、井上－柳
【城】阿部、長琉－秋山
【三】秋山（城）
【二】近藤、八木（城）笹田、森下（東）

＜得点経過＞
【３回裏・城西大】
先頭の松川センター前ヒット、八木の犠打がエラーとなり無死1,2塁。恋田の犠打で1死2,3塁。坂口のレフト前ヒットで松川生還、1点先制。0-1。【６回裏・城西大】
先頭の鈴木壮センター前ヒット、犠打で1死2塁。2死後秋山のスリーベースで鈴木壮生還、1点追加。0-2。
【７回表・東海大】
先頭の森下センター前ヒット、犠打で1死2塁。川田の内野安打で1死1,2塁。2死後代打笹田のツーベースで2者生還、2点返し同点に追いつく。2-2。
【11回表（タイブレーク）・東海大】
先頭の大塚の犠打がエラーとなり無死満塁。森下の走者一掃のツーベースで3点勝ち越す。なおも無死2塁。植本の犠打で1死3塁。川田四球で1死1,3塁。柳の犠飛で森下生還、1点追加。合計4点。6-2。

東海大

岩本　真之介 投手（４年　市和歌山　181/82　左・左）

130キロ後半〜140キロ前半の直球、スライダー、曲がりの大きいカーブ、ツーシームなどを投げます。

しっかり腕を振ってキレのある直球と変化球の緩急で打ち取ります。東海大はこの投手を中心に回していくのでしょうか。

先発して５回、４安打、４三振、３四死球、１失点。

諸隈　惟大 投手（４年　東海大相模　177/77　左・左）

130キロ後半〜140キロ前半のキレのある直球、スライダーを投げます。

しっかり腕振って、直球と変化球のコンビネーションで打ち取ります。スリークォーターから腕の振りが高くなったように思います。この投手は中継ぎ投手として出番が多くなりそうです。

リリーフで１回1/3、３安打、１三振、１失点。

柳　天珍 捕手（３年　八王子　176/80　右・左）

思いきりいいスイングでしっかり振り切り、球の捕らえが良い選手です。

７番キャッチャーで４－１（二塁打１、犠飛１、打点１）。

笹田　海風 捕手（１年　東海大相模　172/83　右・左）

思いきりいいスイングでライナー性の強い打球を放ちます。東海大相模出身らしいスイングの強さが光ります。

代打で途中出場からDHで３－１(二塁打１、三振１）。

田中　一馬（３年　東海大大阪仰星　179/70　右・左）

ミートセンスがありしっかり球を捕らえてきます。期待の選手と思います。

１番セカンドで４－１（単打１、死球１）。

大塚　留晏 内野手（３年　東海大相模　169/71　右・左）

この選手の守備は派手さはないですが柔らかいグラブ捌き、ムダな動きが少なく捕ってからスローイングまでの速さが秀逸です。

バッティングでも球をしっかり捕らえてきます。足も速い選手なので、出塁率を上げて走塁でもアピールして欲しいですね。バッティングの結果次第で、大学代表に選ばれるのではないでしょうか。

３番ショートで５－０（２三振）。

森下　晴貴 外野手（４年　東海大菅生　171/78　右・右）

腕っぷしの強いスイングで鋭い打球を弾き返してきます。 打球がセンター中心なのがいいですね。中軸としての活躍が期待されます。

４番レフトで５－３（二塁打１、単打２、打点３、三振１）。

植本　拓也 外野手（４年　明石商　180/80　右・左）

バットコントロール上手く各打席ともしっかり捕らえてきます。この選手も中軸として結果を残したいですね。

５番ライトで３－１（単打１、犠打２）。

リーグ戦前に不祥事で揺れた東海大ですがリーグ戦に参加できて本当に良かったです。チームの調整状況は心配ですが、戦力は確かです。

投手陣は岩本、米田のエース格がいますし、野手も大塚を筆頭に資質の高い選手が揃います（米田投手が第２戦に投げなかったのが気がかりですが）。

この日の勝利で勢いついたのか翌日も勝って勝ち点を取りました。投手力が安定すれば、優勝の目は十分にあると思います。

城西大

阿部　克哉 投手（４年　柳井商工　188/95　右・右）

140キロ前半の直球、カーブ、スライダー、カット、ツーシーム、チェンジアップなどを投げます。

内外丁寧に投げ分け緩急で打ち取る投手です。スライダーでカウントを取れますし制球が良く安定感があります。ピンチでも粘れるエースの投球ができます。

先発して10回、９安打、３三振、１死球、６失点。

長　琉之介 投手（３年　下関国際　172/74　右・右）

140キロ前半〜中盤の威力ある直球を投げるサイド右腕です。パワーピッチングが目を引きます。

城西大はリードしてこの投手が出てくる展開にしたいですね。

リリーフで１回、０安打、１三振、１四球、０失点。

小林　結太 捕手（３年　関西　177/83　右・左）

フルスイングから鋭い打球を放ちます。打力を買われてのDHと思いますし結果を残したいですね。

５番DHで４－０（四球１、三振２）。

松川　玲央 内野手（３年　関西　183/78　右・左）

バットコントロール上手い選手で、変化球に崩されても差し込まれてもミートでき、打球をヒットゾーンに運んできます。

守備でも柔らかいグラブ捌きで、安定した守備力も魅力です。

１番ショートで５－２（単打２、三振１）。

坂口　渉 内野手（４年　興譲館　185/95　右・右）

力強いスイングから球をしっかり叩いて強い打球を放ちます。マークはきついと思いますが、ポイントゲッターとしての活躍を期待したいですね。

４番サードで５－２（単打２、打点１、三振１）。

城西大は松川、恋田、坂口、小林など旧チームから経験があり打力のある選手が揃っています。上位から下位まで当てにいかず各打者振り切るスイング目立ちます。打線は首都リーグ内でも上位と思います。

上位進出のカギは投手陣のデキでしょうね。

記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。