値千金の一発 国士舘大-専修大 東都大学野球2部春季リーグ戦第3週2回戦
2024.5.27 川崎市等々力球場での東都大学野球2部春季リーグ戦第3週2回戦 国士舘大1-0専修大の観戦レポートです。
【国】渡辺拓、中西、又吉、小野寺-川副
【専】肥沼-中野
【本】染谷(国)
【二】染谷(国)中野2(専)
国士舘大
130キロ後半~140キロ前半の直球、大小のスライダー、ツーシーム、チェンジアップなどを投げます。
左足に荷重して右肩の開きを抑えしっかり前に体重移動する安定したフォームから再現性のある球を投げ込みます。
球速以上に威力ある直球とブレーキの効いたスライダーなどのコンビネーションで打ち取ります。変化球が打者の手元で曲がるのがいいですね。
今春は3勝して結果を残せているようですね。秋も期待したい左腕です。
先発して5回、3安打、5三振、1四球、0失点。
130キロ中盤~後半の直球、スライダー、シンカーを投げます。
高校の時以来久しぶりに観ましたがサイド気味のスリークォーターになっていました。キレのある直球と右打者からは逃げていくスライダーで1回りくらいは捕まえるのが難しそうです。
2回り目以降の投球が安定してくれば先発での起用もあるのではないでしょうか。
リリーフで2回、2安打、0三振、1四球、0失点。
140キロ中盤の直球とスライダーを投げます。直球で押してくるパワーピッチングが目を引きます。クローザーとしての適性があるように思います。
リリーフで1回、0安打、1三振、0四死球、0失点。
130キロ後半~140前半の直球、スライダーを投げます。
スライダーを内外に投げ分け、直球とのコンビネーションで打ち取ります。スライダーを上手く使い、簡単にカウントを取れるのがこの投手の特徴です。
リリーフで1回、2安打、0三振、0四死球、0失点。
コンタクト能力があり、各打席ともしっかりと球を捕えライナー性の打球を放ちます。
2番サードで4-1(単打1)。
しっかりと球を叩くスイングで各打席とも捕えてきます。パンチ力があり甘い球は長打にできるのがいいですね。今後も注目していきたい選手です。
1番ライトで4-2(本塁打1、二塁打1、打点1)。
国士舘大は最終戦を終えて、5勝7敗、勝ち点2で4位確定です。投手陣は悪くないですし、上位打線もしっかりバットが振れます。結果を残せるかは投打のかみ合わせだと思います(これが一番難しいですが)。秋は勝てるチームになって欲しいです。
専修大
140キロ前半~中盤の直球、カーブ、スライダー、カット、スプリットなどを投げます。
内外突く威力ある直球と威力ある直球と変化球の緩急で打ち取ります。ピンチでしっかり腕を振ってギアを上げられますし、外の出し入れが決まると打ちずらい投手と思います。
制球が安定していてゲームが作れる投手です。エースとして今季は4勝していますが、秋以降も期待したいですね。
先発して9回、7安打、7三振、1四球、1失点。
軸回転のスイングでインコースを捌いてきます。しぶとくヒットゾーンに運んできますね。捕手としても直球と変化球の緩急を上手く使うリードが光ります。
6番キャッチャーで4-2(二塁打2、三振1)。
ショートの守備が安定していて、特に動きの良さが光ります。バッティングでも目立って欲しい選手です。
2番ショートで4-0。
バットコントロールが上手くしぶとくヒットを重ねてきます。守備も安定している選手ですね。
7番サードで4-2(単打2)。
専修大は最終戦を終えて、8勝5敗、勝ち点3で2位確定です。投手陣は肥沼投手を中心に安定していると思うのですが、打線が例年よりやや迫力不足な感じがしました。秋は点を取れる打線になって戻って来て欲しいですね。
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