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優勝に近づく早稲田 法政大-早稲田大 東京六大学春季リーグ戦第6週1回戦

2024.5.18 明治神宮野球場での東京六大学野球春季リーグ戦第6週1回戦 法政大2-3早稲田大の観戦レポートです。

【法】篠木、安達-吉安
【早】伊藤樹、香西-印出
【本】吉安(法)
【二】中村騎(法)梅村、前田健(早)

<得点経過>
【4回表・法政大】
先頭の吉安ライトへのソロホームランで1点先制。1-0。
【6回表・法政大】
先頭の中村騎ツーベース、犠打で1死3塁。篠木のスクイズで中村騎生還、1点追加。2-0。
【8回裏・早稲田大】
先頭んも尾瀬レフト前ヒットと送球エラーで無死2塁。山縣のセンター前ヒットで尾瀬生還、1点返す。なおも無死1塁。山縣2塁盗塁成功で無死2塁。2死後小澤死球で2死1,2塁。前田健のツーベースで2者生還、2点返し逆転。2-3。

早稲田大

伊藤 樹 投手(3年 仙台育英 176/78 右・右)

140キロ前半~中盤の直球、カーブ、スライダー、カット、ツーシーム、スプリットなどを投げます。

力強い直球と変化球の緩急で打ち取ります。直球で内外を突いて、変化球でカウントが取れ、スプリットが良く落ちますね。

フォームに再現性があり安定感が増してきたように思います。早稲田のエースとして活躍を期待したいです。

先発して7回、9安打、6三振、6四死球、2失点。


香西 一希 投手(2年 九州国際大付 172/78 左・左)

130キロ中盤の直球、カーブ、ツーシーム、スプリットなどを投げます。

しっかり腕を振ってキレの良い直球、変化球の制球がいい投手です。球の威力はないですが、制球で崩れる感じがないのがいいですね。ライバルも多いですが、しっかり経験を積んで欲しいですね。

リリーフで2回、0安打、4三振、0四死球、0失点。


山縣 秀 内野手(4年 早大学院 176/80 右・右)

しぶとく繋ぐバッティング、動きが良く安定した守備、ここぞの場面で盗塁を決めるなどいい働きをする選手です。

今季はここまで打率ランキング2位(.424)などバッティングでの活躍が目立ちます。

2番ショートで3-1(単打1、打点1、盗塁1、犠打1、三振1)。


前田 健伸 内野手(3年 大阪桐蔭 177/88 左・左)

力強いスイングで捕えれば長打がある選手です。コンタクト率、再現性を上げていきたいですね。怖い6番打者になって欲しいです。

6番ファーストで4-1(二塁打1、打点2)。


尾瀬 雄大 外野手(3年 帝京 172/80 右・左)

この選手はミート力があってバットコントロールが上手い選手です。再現性がありヒットゾーンに打球を運んできます。選球眼が良く四球を取れるのもいいですね。足も速く守備範囲の広さも光ります。

現在打率ランキング1位(.474)で首位打者が狙える位置にいます。これはぜひ獲得してもらいたいですね。このままいけば大学代表合宿に召集されるのではないでしょうか。

1番センターで3-3(単打3、四球1)。


早稲田大は2回戦も勝って勝ち点4で優勝に一番近くなりました。早慶戦で勝ち点を挙げれば優勝です。

投手陣が安定して勝負所で得点を取れるのが今年の早稲田の強みでしょうか。特に尾瀬選手が好調なのがいいですね。


法政大

篠木 健太郎 投手(4年 木更津総合 177/80 右・左)

140キロ前盤~後半の直球、カーブ、ツーシーム、スプリットなどを投げます。

少し威力を落とした直球に変化球を加えだいぶ投球にメリハリが出てきました。投球テンポが早くどんどん投げ込んで打者を圧倒してきます。先発投手として安定感が加わりました。

この日の7回までの内容はドラフト上位を期待させる内容でした。次週の明治戦も期待したいですね。

先発して7回2/3、7安打、5三振、4四死球、2失点。


吉安 遼哉 捕手(4年 大阪桐蔭 180/85 右・左)

パンチ力があって捕えれば長打が期待できます。球の捕えが良く各打席ともしっかり捕えてきます。打てる捕手としての活躍を期待したい選手です。

5番キャッチャーで4-2(本塁打1、単打1、打点1、四球1、三振1)。


中津 大和 内野手(4年 小松大谷 180/75 右・左)

素直にスイングできて柔らかく球を捕えてきます。盗塁を決める脚力もあります。打線の中心としてさらなる活躍が期待されます。

3番ショートで3-1(単打1、盗塁1、死球1、三振1)。


姫木 陸斗 外野手(4年 日大藤沢 177/80 左・左)

フルスイングが売りの選手で捕えれば鋭い打球を放ちます。再現性を身に着けてレギュラーに定着して欲しいですね。

6番ライトで4-2(単打2、三振1)。


法政大は翌日も敗れ勝ち点奪取はならず優勝の望みは絶たれました。ですが篠木、吉鶴の両エースは強力ですし、抑えの安達投手も安定しています。野手も武川、藤森康、中津、松下、吉安、姫木と続く上位打線も悪くないです。

戦力はあるのであとは勝負どころで力を発揮できるかどうかでしょうか。秋に期待したいですね。



記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。

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