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一振りで決めた立教 明治大-立教大 東京六大学野球秋季リーグ戦第5週1回戦

2024.10.12 明治神宮野球場での東京六大学野球秋季リーグ戦第5週1回戦 明治大4-5立教大の観戦レポートです。

【明】毛利、山田、千葉、菱川、大川-小島河
【立】小畠、森本、田中優、竹中、吉野-外丸
【本】光弘(明)黄、齋藤大(立)
【二】小島河、杉崎(明)

<得点経過>
【1回表・明治大】
先頭の直江死球、続く飯森の犠打で1死2塁。宗山のセンター前ヒットで直江生還、1点先制。なおも1死1塁。杉崎四球で1死1,2塁。小島河のツーベースで宗山生還、1点追加。合計2点。2-0。
【2回表・明治大】
先頭の光弘のライトへのソロホームランで1点追加。3-0。
【2回裏・立教大】
先頭の黄の右中間へのソロホームランで1点返す。1死後北田峻レフト前ヒット、続く戸丸の内野ゴロが野選となり1死1,2塁。2死後桑垣四球で2死満塁。齋藤大のレフトへの満塁ホームランで4点追加逆転。合計5点。3-5。
【6回表・明治大】
1死後代打瀬センター前ヒット、続く直江の内野安打で1死1,2塁。飯森のレフト前ヒットで1死満塁。宗山のライト前ヒットで瀬生還、1点返すもここまで。4-5。

立教大

小畠 一心 投手(3年 智弁学園 184/90 右・右)

140キロ前半の直球、スライダー、ツーシームなどを投げます。
ゆったりとした力感ないフォームからしっかりリリースしてキレの良い直球と変化球もコンビネーションで打ち取ります。この日は序盤に捕まりましたがまだまだ伸びしろがあると思いますし、もう一歩高みに挑戦して欲しいですね。
先発で1回1/3、3安打、0三振、3四死球、3失点。


森本 光紀 投手(2年 福岡大大濠 183/83 左・左)

130キロ後半の直球、スライダー、チェンジアップなどを投げます。
腕の振りが良く直球、スライダーにキレがあり緩急で打ち取る左腕です。直球に力強さが出てくれば面白い存在になるでしょうね。
リリーフで2回2/3、1安打、0三振、2四球、0失点。


吉野 蓮 投手(3年 仙台育英 178/90 右・右)

140キロ中盤の直球、スライダー、スプリットなどを投げます。
テークバックが小さいショートアームから力強い直球と曲がりの大きいスライダー、スプリットの緩急が冴える投手です。新チームでも柱の一人だと思いますし、今後の活躍に期待したいですね。
リリーフで2回、0安打、0三振、0四球、0失点。


齋藤 大智 内野手(4年 東北 170/77 右・右)

パンチ力があり捕まえれば長打が期待できます。この日は一振りで試合を決めましたが再現性を上げていきたいですね。セカンド守備も堅実です。
2番セカンドで2-1(本塁打1、打点4、四球1、犠打1)。


黄 之芃 内野手(4年 興南 177/77 右・右)

力強いスイングで逆方向にも長打が放てるのがいいですね。この選手も再現性の向上が課題でしょうか。
5番ファーストで3-1(本塁打1、打点1、犠打1)。


立教大は第5週が終了して5勝7敗勝ち点1で4位です。
勝ち点は慶應大から挙げた1ですが、早稲田、明治、法政から1勝するなど力の差はそれほどなかったと思います。最後の東大戦までしっかり戦って欲しいですし、来春は上位進出を期待したいですね。


明治大

毛利 海大 投手(3年 福岡大大濠 177/77 左・左)

140キロ前半の直球、カーブ、スライダー、ツーシーム、スプリットなどを投げます。
キレのある直球と変化球の緩急で打ち取る左腕です。この日はホームランを2本被弾して失点しましたが、先発の柱として定着してもらいたいですね。
先発で2回、4安打、0三振、1四球、5失点。


千葉 汐凱 投手(4年 千葉黎明 177/84 左・左)

140キロ前半の直球、スライダー、スプリットなどを投げます。
威力ある直球と変化球の緩急で打ち取ります。安定感があり中継ぎでいい仕事をする左腕です。
リリーフで2回、0安打、1三振、2四球、0失点。


菱川 一輝 投手(3年 花巻東 174/76 右・左)

140キロ後半の直球、スライダー、スプリットなどを投げます。
しっかり腕を振って伸びのある直球で押してくる投手です。直球で力勝負ができるのがいいですね。
リリーフで1回、0安打、0三振、0四球、0失点。


大川 慈英 投手(3年 常総学院 178/73 右・左)

140キロ前半~中盤の直球、カット、ツーシームなどを投げます。
腕の振りが良くしっかりリリースできます。内外を突く威力ある直球と左打者の内を抉るカットが目を引く投手です。クローザーとして起用されても十分に働けると思います。
リリーフで2回、0安打、2三振、0四球、0失点。


小島 大河 捕手(3年 東海大相模 179/83 右・左)

左手の押し込みが効いたスイングでしっかり球を捕えてきます。振り切って引っ張りもできますし、右肩が開かずに逆方向にも強い打球を放てるのがこの選手の良さです。打てる捕手として来年のドラフト候補でしょうね。
5番キャッチャーで5-2(二塁打1、単打1、打点1)。


宗山 塁 内野手(4年 広陵 175/80 右・左)

コンタクト能力が高いレベルスイングで投球ラインにバットを入れてきます。軸がブレずにどの球にも自分のスイングができるのがこの選手の魅力です。守備でも柔らかいグラブ捌きからスローイングまでの動作に無駄がなく守備でも非凡な能力の持ち主です。
今年のドラフトの目玉というべき存在で重複は間違いなく、どの球団に進むのか楽しみですね。
3番ショートで4-2(単打2、打点2、四球1)。


杉崎 成 内野手(4年 東海大菅生 175/83 右・右)

しっかり振り切るスイングで怖さを感じさせる雰囲気を持っています。捕えれば長打が打てる選手です。コンタクト率を上げていきたいですね。
4番ファーストで4-1(二塁打1、四球1、三振1)。


明治大は第5週が終了して6勝1敗勝ち点3で早稲田大と並んで首位です。
観戦日は敗れましたが、その後連勝し勝ち点を獲得しました。
これで優勝は明治と早稲田にほぼ絞られました。投手陣、野手陣とも層が厚くどの選手が出場しても活躍しそうです。次週の早稲田との直接対決で勝ち点を挙げた方が優勝に近づきます。優勝の可能性は十分にあるでしょう。




記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。

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