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意地を見せた慶應 慶應大-早稲田大 東京六大学野球秋季リーグ戦第9週2回戦

2024.11.10 明治神宮野球場での東京六大学野球秋季リーグ戦第9週2回戦 慶應大2-1早稲田大の観戦レポートです。

【慶】竹内、小川、広池、渡辺和-渡辺憩
【早】宮城、安田、田和-印出

<得点経過>
【1回裏・早稲田大】
先頭の尾瀬ライト前ヒット、続く山縣の犠打で1死2塁。2死後印出四球で2死1,2塁。前田のツーベースで尾瀬生還、1点先制。0-1。
【4回表・慶應大】
1死後吉野四球、ワイルドピッチで1死2塁。清原の内野安打で1死1,3塁。2死後本間のライト前ヒットで吉野生還、同点に追いつく。1-1。
【8回表・慶應大】
先頭の渡辺憩センター前ヒット、続く代打古野の犠打で1死2塁。水鳥の内野安打で1死1,3塁。林の犠飛で渡辺憩生還、1点勝ち越す。2-1。

慶應大

竹内 丈 投手(2年 桐蔭学園 178/74 右・右)

130キロ前半~中盤の直球、スライダー、カット、チェンジアップなどを投げます。内外を突くキレのある直球と変化球の緩急で打ち取ります。直球に強さが出てくれば緩急がさらに活きてくるでしょう。
先発で5回、5安打、1三振、1四球、1失点。


広池 浩成 投手(2年 慶応義塾 179/75 右・左)

140キロ前半~中盤の直球、ツーシーム、スプリットなどを投げます。
しっかり腕を振って内外突く直球に威力がありパワーピッチで打者を押し込んできます。来年に向けて楽しみな右腕です。もう1段階高みを目指して欲しいですね。
リリーフで1回、1安打、0三振、0四球、0失点。

 

本間 颯太朗 内野手(4年 慶応義塾 167/73 右・右)

しぶとく繋ぐハッティング、堅実な守備でチームのための働きができる選手です。次のステージでも期待したいです。
6番サードで4-2(単打2、打点1、三振1)。


慶應大は5勝7敗1引分け勝ち点2の5位で全日程を終了しました。
最終週の早慶戦で連勝して意地を見せました。早慶戦前まで勝ち点1で調子が上がらない慶應があと1つ勝てば優勝の早稲田に連勝するのですから早慶戦はそれまでの戦績はあてにならないですね。
新チームは渡辺和、竹内、広池投手を中心にディフェンスの強いチームとなって欲しいですね。


早稲田大

宮城 誇南 投手(2年 浦和学院 174/77 左・左)

140キロ前半の直球、スライダー、ツーシームなどを投げます。
ゆったりとしたフォームからしっかりリリースしてキレのある直球、変化球を内外に投げ分けます。直球と変化球のコンビネーションを上手く使い安定感のある投球が光ります。伊藤投手に続く勝てる投手になって欲しいです。
先発で7回、3安打、7三振、1四球、1失点。


田和 廉 投手(3年 早稲田実業 183/85 右・右)

腕を振って140キロ前半の威力ある直球、曲がりの大きいスライダーが目を引く投手です。今後も注目していきたい投手です。
リリーフで1回、1安打、1三振、2死球、0失点。


山縣 秀 内野手(4年 早大学院 176/80 右・右)

守備での動き、キャッチング、スローイングの安定感が目を引きます。しぶといバッティングも身に付いてきました。NPBに進んでも高い守備力を見せて欲しいですね。
2番ショートで3-1(単打1、犠打1)。


尾瀬 雄大 外野手(3年 帝京 172/80 右・左)

この選手はバットコントロールが秀逸でヒットゾーンに打球を運びます。大学代表候補に選ばれましたし、3年生世代でもトップレベルの安打製造機と思います。明治神宮大会でも活躍を期待したいです。
1番センターで4-2(単打2)。


早稲田大は全日程が終了して勝敗勝ち点。明治大との優勝決定戦に勝ち優勝しました。
伊藤、安田、田和、宮城、香西らの投手陣は安定感ありますし、尾瀬、山縣、吉納、印出、前田、小澤と続く打線も強力。明治神宮大会でも青山学院大と双璧の優勝候補でしょう。大学選手権準優勝の悔しさを晴らして欲しいですね。




記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。

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