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粘り強い共栄大 上武大-共栄大 第20回関東地区大学野球選手権大会・1回戦

2024.11.6 横浜スタジアムでの第20回関東地区大学野球選手権大会・1回戦 上武大4-5共栄大の観戦レポートです。

【共】佐藤夏、佐々木潤-比嘉
【上】井出、酒井、芳野、清水、木口-平井、福田
【本】西原(上)
【二】花倉、二出川、塙(共)井戸本(上)

<得点経過>
【5回裏・上武大】
先頭の平井バントヒット、続く曽我のレフト前ヒットで無死1,2塁。山下の外野フライで1死1,3塁。曽我2塁盗塁成功で1死2,3塁。打者上領の時挟殺プレイがエラーとなり平井生還、1点先制。0-1。
【6回表・共栄大】
先頭の金子センター前ヒット、続く泉内の犠打がエラーとなり無死1,2塁。1死後佐藤晴の内野ゴロが送球エラーとなり金子生還、同点に追いつく。1-1。
【6回裏・上武大】
1死後代打井戸本ツーベース、続く西原のレフトへのツーランホームランで2点勝ち越す。1-3。
【7回表・共栄大】
2死後塙投手強襲ツーベース、ワイルドピッチで2死3塁。黒澤のライト前ヒットで塙生還、1点返す。なおも2死1塁。金子のレフト前ヒットで2死1,2塁。ワイルドピッチで2死2,3塁。泉内四球で2死満塁。比嘉押し出しの四球で黒澤生還、同点に追いつく。なおも2死満塁。佐藤晴のセンター前ヒットで金子生還、1点勝ち越す。4-3。

共栄大

佐藤 夏月 投手(2年 駒場学園 182/74 左・左)

130キロ前半~中盤の直球、スライダー、スクリュー、チェンジアップなどを投げます。
直球、変化球ともしなやかに腕を振って外の出し入れが上手い左腕です。スライダーでカウントが取れるのもいいですね。ゲームメイクできる投手です。新チームでも主戦を張って欲しいです。
先発で6回、5安打、4三振、1四球、3失点。


佐々木 潤也 投手(2年 浦和実業 175/77 右・右)

130キロ後半の直球、カーブ、スライダーを投げます。
ショートアームからキレの良い直球を内外に投げ分け変化球との緩急で打ち取る投手です。
リリーフで3回、2安打、4三振、0四球、0失点。


金子 昂也 内野手(4年 横浜 ?/? 右・右)

ミート力があってしぶとく球に食らいついてくる選手です。次のステージでも活躍を期待したいですね。
2番サードで5-2(単打2、三振1)。


花倉 凪海 内野手(2年 神村学園 175/85 右・右)

思い切りいいスイングからしっかり球を捕えてくる選手です。再現性を上げて新チームでは上位を打って欲しいです。
7番ファーストで4-1(二塁打1)。


二出川 翼 内野手(3年 千葉黎明 ?/?5 右・左)

軸がブレないスイングで各打席ともしっかり球を捕えてきます。新チームでは中心選手として活躍を期待したいです。
4-3(二塁打1、単打2)。


共栄大は突出した選手はいませんが粘り強いチームですね。この日は7回に繋ぎに繋いで見事に逆転しました。次戦の日体大に敗れ(4-5)明治神宮大会に進めませんでしたが横浜市長杯常連の上武大に勝ち日体大に惜敗した経験は新チームに活きてくるでしょう。


上武大

井出 海翔 投手(3年 佐久長聖 177/73 左・左)

130キロ中盤~後半の直球、スライダー、チェンジアップを投げます。
2段モーションからしっかりリリースして内外突くキレのある直球と変化球の緩急で打ち取ります。打者の手元で曲がる変化球が目を引く左腕です。
先発で6回、3安打、6三振、2四球、1失点。


芳野 大輝 投手(2年 浦和学院 176/75 左・左)

鋭い腕振りから140キロ前半~中盤のキレの良い直球を投げる投手です。
この日は緊急登板で悔しい結果となってしまいましたが、改めて観てみたい投手です。
リリーフで0/3、2安打、0三振、1四球、2失点。


木口 永翔 投手(2年 筑陽学園 185/85 右・右)

140キロ中盤~後半の直球、スライダー、カット、ツーシーム、スプリットなどを投げます。
投げっぷりが良くグッと伸びてくる直球で空振りを取れるのがこの投手の魅力です。信頼できる変化球を身に着けたら手が付けられなくなると思います。この投手は再来年のドラフト候補に挙がってくるでしょう。
リリーフで2回1/3、2安打、4三振、0四球、0失点。


井戸本 海里 内野手(3年 和歌山工 171/77 右・右)

パワーがあってしっかり振り切るスイングで長打が打てる選手です。この選手も新チームでは期待したいですね。
途中出場DHで3-1(二塁打1、三振1)。


西原 太一 外野手(3年 宮﨑商 181/81 右・右)

パンチ力があり捕えれば長打が期待できる選手です。新チームでも主力としてチームを引っ張って行って欲しいです。
3番レフトで4-1(本塁打1、打点2、三振1)。


上武大はちょっとらしくないミスが重なり悔しい敗戦となりました。上武大の自滅的な敗戦は初めて観たかもしれません。
新チームでも投手、野手ともに能力の高い選手が多い(ここで紹介した選手の他にも岡村選手、平井選手などがいます)ので、関東では上位のチームでしょう。新チームにも期待したいですね。



記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。

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