アグレッシブベースボール炸裂 東海大相模-厚木王子 第106回全国高校野球選手権神奈川大会・3回戦
2024.7.14 サーティーフォー相模原球場での第106回全国高校野球選手権神奈川大会・3回戦 東海大相模7-0厚木王子(8回コールド)の観戦レポートです。
【厚】安齋-鈴木
【相】高橋、福田、島村-木村
【二】才田、宮野2、木村(相)
東海大相模
130キロ後半~140キロ前半くらいの直球、カーブ、スライダーを投げます。グイっと腕が振れ投げっぷりのいい投手で、伸びのある直球と変化球のコンビネーションで打ち取ります。この投手の良さはストライクゾーンで勝負できるところですね。
この投手が中堅~上位校で通用するようだとチームにとって大きいですね。
先発して5回、2安打、13三振、1四球、0失点。
しっかり腕が振れリリースが良く140キロ前半くらいの威力ある直球を投げます。
この投手は直球に強さを感じますし、素材の良さを感じます。変化球や長い回への対応など再度観たくなりました。来年のドラフト候補に名前が挙がってくるでしょう。
リーフで1回、0安打、1三振、0四球、0失点。
左手の押し込みの効いたスイングでセンターに打ち返してきます。長打力もある選手ですが、バットコントロールが上手く球の捕えを重視しているようですね。ポイントゲッターとしての活躍が期待されます。
4番ファーストで4-1(単打1、打点1、盗塁1)。
ミートセンスがあるバッティング、塁に出ると盗塁を仕掛けてくる走塁、安定したショートの守備など3拍子揃った好選手です。
8番ショートで4-2(二塁打打1、盗塁2)。
この日は安打こそありませんでしたが、左手で捕まえるスイングで球の捕えがいい選手です。隙あらば盗塁も仕掛けてくる走力もいいですね。
3番ライトで2-0(四球1、死球1、盗塁2)。
軟投派の投手に対して各打席とも自分のスイングでしっかり球を捕えてきます。スイングの軸がブレずにセンター中心に低いライナー性の打球を放つのがこの選手の良さです。積極的に盗塁を仕掛けてくる姿勢も目を引きます。
6番センターで4-3(二塁打2、単打1、盗塁4)。
東海大相模の攻撃陣は四球を取りにいかず、各打者とも積極的に早いカウントから打ってきます。そして塁に出ると隙あらばどんどん盗塁してきます。まさにアグレッシブベースボールを体現しています。
投手陣も大型エース藤田をはじめ、福田、高橋、塚本、島村と駒は豊富で強力です。県内トップクラスの投手陣ですね。
神奈川で上位進出は無論ですが、選手権に出ても全国上位を狙えるチームと思います。接戦やリードされた展開への対応がどうかでしょうね。
厚木王子
直球、カーブ、スライダーを投げるアンダースロー投手です。
球威はありませんが、内外丁寧に投げて粘り強く打ち取ります。この日は大量失点しましたが、不運な安打も多く打者を翻弄する場面が随所にありました。この経験を今後に活かして欲しいですね。
先発して7回1/3、9安打、1三振、3四死球、7失点。
厚木王子は10人の少数チームですが、初戦を突破してきました。さすがに戦力的には乏しいですが、投手を中心に粘り、5回で終わってもおかしくないところ8回まで戦いきりました。
新チームは9人を割ってしまいますが、何とかチームを存続して来春に繋げて欲しいですね。
記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。
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