勝負所の集中力 横浜－浦和実業 秋季関東大会・準決勝
2024.11.3 サーティフォー保土ヶ谷球場での秋季関東大会・準決勝 横浜３－２浦和実業の観戦レポートです。
【浦】石戸－野本
【横】奥村頼、前田、片山、織田－駒橋
【二】江坂２、阿部葉、奥村凌（横）
＜得点経過＞
【２回表・浦和実業】
先頭の野本センター前ヒット、続く工藤の犠打が野選となり無死1,2塁。橋口の犠打で1死2,3塁。深谷のスクイズが悪送球となり2者生還。2点先制。2-0。
【２回裏・横浜】
1死後江坂ツーベース、続く池田のバントヒットで1死1,3塁。駒橋の犠飛で江坂生還、1点返す。2-1。
【５回裏・横浜】
1死後阿部葉ツーベースで1死2塁。2死後奥村凌のツーベースで阿部葉生還、1点返し同点に追いつく。なおも2死2塁。小野のセンター前ヒットで奥村凌生還、1点勝ち越す。合計2点。2-3。
横浜
130キロ中盤の直球、スライダーを投げます。
しっかり腕を振って伸びのある直球とキレのあるスライダーのコンビネーションで打ち取ります。下半身が安定してきましたし直球に威力が増してくればセンバツでも好投手の部類に入ってくると思います。来春進化した姿を観たいです。
先発で２回、１安打、３三振、１死球、２失点。
この選手はバッティングもいいので打つ方でも期待したいですね。
130キロ中盤の直球、スライダー、カットを投げます。
腕が良く振れ、内外突く直球と抜けの良い変化球のコンビネーションで打ち取ります。スライダーを上手く使う投手です。直球でも勝負できる投手になってもらいたいですね。
リリーフで３回2/3、３安打、３三振、０四球、０失点。
130キロ前半～中盤の直球、スライダーを投げます。
安定した投球フォームが光る左腕です。もう少し観たかったです。
リリーフで1/3回、０安打、０三振、０四球、０失点。
130キロ後半～中盤の直球、カーブ、スライダー、チェンジアップなどを投げます。
グイっと伸びてくる直球は角度があり、スライダーもブレーキが効いています。この投手は直球に威力があり内外に投げ分けられるのが魅力です。このまま順調にスケールアップしていけば再来年のドラフト候補に挙がってくると思います。リリーフで３回、０安打、４三振、１四球、０失点。
左手の押し込みの効いたシャープなスイングで捕えれば長打がある選手です。パワーを身に着けて打てるセンカンドになって欲しいです。
３番セカンドで３－１（二塁打１、打点１、四球１、三振１）。
１年生ながら名門横浜高校の４番を任されています。
パワーがあって力強いスイングから鋭い打球を放ちます。場面によっては軽打もできるコンタクト力もあります。ポイントゲッターとしての活躍を期待したいです。
４番ライト、ファーストで４－２（単打２、打点１、三振１）。
ノーステップから鋭いスイングで球の捕えがいい選手です。パンチ力があり長打も打てます。積極的な走塁も目を引きます。試合の流れを変えられる存在感のある選手です。順調にいけば来年のドラフト候補に挙がってくるのではないでしょうか。
１番センターで４－２（二塁打１、単打１）。
軸がブレないスイングで各打席ともしっかり球を捕えてきます。繋ぎのバッティングができる選手です。
７番レフトで３－２（二塁打２、四球１）。
横浜は翌日の決勝戦も健大高崎に勝ち見事優勝しました。
この大会では投手陣が機能しディフェンス力が際立ちました。攻撃陣も破壊力はありませんが勝負所での集中力があります。投打に選手層も厚いチームでこの先の明治神宮大会、センバツで上位に進出する力は十分にあると思います。これからが楽しみなチームです。
浦和実業
120キロ前半～中盤の直球、カーブ、スライダー、チェンジアップなどを投げます。
腕の振れる変則投手で、打者がタイミングを合わせづらい投手です。スライダーで簡単にカウントが取れ安定感があります。来春球速がアップして力強さが付いてきたらセンバツでも好投できると思います。
先発して８回、８安打、４三振、４四球、３失点。
パンチ力があり長打が打てる選手ですが、バットコントロールが上手く、しっかり球を捕えてきます。チームの中心選手としてまた捕手としての活躍を期待したいです。
５番キャッチャーで４－１（単打１、三振１）。
ミート力がありセンター方向に打ち返してきます。俊足を活かした守備範囲の広さも目を引く選手です。出塁率を上げてチームの得点源になって欲しいです。
１番センターで３－１（単打１、死球１、三振２）。
浦和実業は投攻守にバランスの取れた戦力と思いますが、まだまだチームとして伸びしろがあるでしょう。ディフェンス力はあるので、打線を強化して欲しいですね。センバツで進化した姿がみたいです。
記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。
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