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自力でペーパーバックの入稿はできる。しかし、クオリティーの保証はできないと結論!

 Kindleから「無料でペパーバック」が出版できるということで、トライしてみた。ソフトは「Word」と「Adobe Illustrator」で、できると思った。確かにレイアウト用紙をイラストレーターで作って、文字を流し込もうと思ったが、そんな機能はイラストレーターには無い。そこで「Word」で用紙の設定を、Kindleのペーパバックの版型にしてトライしたが、今度は文字と行数が、既存の本のような文字数と行数にならない。しかもページ数は、奇数と偶数で逆に入る機能なんてない。手動でイラストレーターの段階で張り付けるしかない。240ページ分のノンブルを。右左と確認しながら。
 表紙、裏表紙、背表紙は何とか作ることができる。これは、大丈夫。
 とりあえず、なんとか自分で作ったペーパーバックのデータを、Kindleにアップロードすれば、完成させることはできるだろう。
 ただ、しかし、「商品としてのクオリティーについては、保証の限りではない」という大きな問題にブチ当たってしまった。決して自分で、納得のいくクオリティーには、ならないと思えた。とりあえず形として「私の手造りのペーパーバック」は完成するだろう。一度なら、それで済む。しかし、二冊目、三冊目には、誰も見向きもしなくなるだろうと思うと、断念せざるを得ない、と判断した。
 ペーパーバックを本気で出すなら、どこぞの「編集プロダクション」にお願いするしかないという決断に至った。残念だが、その方が賢明。
 と、あきらめかけていたら、Kindleのページで『本の作成 : ペーパーバック原稿の書式設定 (Windows 用 Word)』という項目を発見。気を取り直して、もう一度、トライ! 諦めるのは、それからでも、いいだろう。

 確かに、やってやれないことはないようだ。ただ、安定したクオリティーを自分で維持できるかの問題が、一番不安になる。
 自力の「ペーパーバック出版」は、しばらくペンディングにした方が良さそうだ。本という製品のクオリティーを維持するためにも。

 

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