航海士
お年寄りの話は面白くないという先入観が間違っていたと思える瞬間尊敬に敬老に変わるのでいかに獣の論理で生きているかを鑑みさせられます。
一等航海士 二等航海士 三等航海士
それぞれ違いはわかりませんがお聖教を八十三歳で開かれ聞法、大切な往生成仏と信心、還相回向にまでご存知な方は稀であり、しかも海の仕事もされてた方と、どのような方にも御縁ある仏願の働きを見せられました。
その航海士のお話を聞かせてもらいましたが、GPSがない時代のことで、太平洋、オーストラリア周辺まで行くのも大変らしいのですが、航海士の計算が大変重要になるらしいです。
そのときに見るのが太陽の位置と星や月の位置から緯度経度を計算するらしいです。しかも、怖いことに燃料が限られているので早く正確にし、最短距離で移動しなければならず、曇っている日が二三日でも続けばどこにいるのかわからないまま移動があるらしいです。
昭和五十二年に飛行機や船舶にGPSが導入され、その後に地上に導入されたそうです。しかしここまでは困難な仕事をされた立派な方となりますが、面白いことをさらに教えてもらいました。
海の上にいると地球が回っていることをありありと知らされるそうです。それは星空が周り太陽が回ることから地球が回っていることに驚くそうです。そして地上に戻ると途端に、自分中心に戻ってしまいそうです。そうなると見事に太陽が登って沈むという自分は動かないことに戻るそうです。
自分が回っているか自分中心で他が回っているか、しかも感覚が地面がとまれば戻るというのも面白いことでした。
GPS導入により楽に航海できたそうです。またしばらくしましたらチェックリストなるものができたそうで、世界共通のチェックリストがどこからか発祥し、これがあれば違反も危険もないとして入港できるそうです。しかし各社がさらにチェックリストの項目を増やしより安全をアピールしたりして楽が大変になったりするそうです。
天文では太陽系の中で地球は自転しつつ太陽の周りを公転しているとあらかじめ習います。天体観測した学者方の功績から太陽系も銀河の極々一部であり、その太陽系も高速で移動しているようです。その銀河系も銀河団の極々一部であり、ボイド状の宇宙を彩っていて、しかも宇宙以外があるかも知れないとか、全く視野をこえて見えない聞こえない自分の立ち位置に左右されるものであります。
さるべき業縁もよおせばいかなる振る舞いもすべし
善知識の第一は仏菩薩なり
仏願の生起本末を聞きて疑心あることなし
教団や化身土巻もこのことも少し思い出しましたが長くなりそうなので続きます。