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B級ホラー映画「傀儡の家」、テンポの良い恐怖感に時間を忘れる!(3/5点)

ホラー映画「傀儡の家」を見ました

【作品情報】
監督:植竹史晴
出演:山田かな、碧木健人、他

【おすすめ度】
★★★☆☆(3/5)

あらすじはこちら。Amazon Primeさまより

新人女優の宮藤彩子(山田かな)は、とある田舎の屋敷で映画の撮影に参加していた。しかし、緊張からうまく芝居ができずに監督の仙堂(上杉潤)に罵倒されることに。そんな彩子を心配して、何かと優しく接する録音技師の真山(碧木健人)。時間もあまりなく、撮影は殺伐とした雰囲気で進行するが、そんな折に彩子は襖の奥にいるはずのない人の手を見てしまう…。一方、真山は霊感があるというカメラマンから「ここはヤバイ、昔地下室で無理心中もあったらしい」と噂話を教えてもらうが、そのときは気にも留めなかった…

新人女優さんの登竜門的なホラー映画では、新人女優さんが映画監督さんにいじめられて「夜残って、特別指導だ!」的な展開から霊がその監督を殺す。

こういう展開はありきたりなのかも知れない。

その霊は舞台である家に住み着いており、それは昔この家で起きた残虐な事件がきっかけであった、という点においても脚本的には平凡ではある。

だがしかし、このB級ホラー映画には設定や脚本に寄らず、存分に楽しめる点がいくつかあった。それだけでも十分に期待を上回ったと考えている。

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1.テンポが良い

非常によいテンポで話しが進んでいく。時間にして65分の作品で、B級ホラーとしてはよくある長さだ。普通の映画だともっと長いだろうが。

この時間でそれぞれのキャラであったり、背景であったり、霊の謎であったりをすべて説明しつくして、かつ「詰め込み過ぎ」感が無いところが素晴らしかった。

気付いたら65分経過していた、そう思えるほどのテンポ感である。

その時々にしっかりと恐怖シーン(霊が姿を見せてドキっとくるシーン)が挟まっており、作品をしっかりと引き締めている。

これほどしっくりとくる尺の作品は素晴らしいと感じた。

2.出演者の演技力も良い

知っている俳優さんは一人も居ない。主人公の山田かなさんも、肩書は「グラビアアイドル・タレント」らしいが、しっかりと良い表情が出来ていた。

ホラーにおいて表情は非常に重要だ。霊役の人がよい演技をしても、それを受ける主人公の演技が嘘っぽいと一気に興冷めしてしまう。しかし主人公の山田かなさんも、その他の俳優さんもしっかりとホラー映画に入り込んでいる演技が出来ていると感じた。

違和感を感じなかった。

3.映像が良い

カメラワークも安定していた。しっかりと俳優さんの表情を抜いていたし、全体の色味も非常に好きだった。画面のほの暗さが、作品感やテンポと非常にマッチしていた。

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B級のような隙が無かった(うわぁ、これはB級だね!みたいなのが無かった)のが残念だが、その分作品をしっかりと楽しむことが出来た。予算もあまりかかってないんじゃないかな?それでもこの怖さを出せているのだから、スタッフ陣がとても良いのだと思う。

、、、あと、一つ補足するGood Pointを、、、

主人公の山田かなさん、Tバックのパン線が透けているシーンがある(ざわざわ、、、レースのTバック、、、)

これは、みなさん見つけられますかね?
俺でなきゃ見逃しちゃうね的なあれですかね?

そこもある意味グッとくるシーンではあった。男性に限るのかも知れない。

総括して、とても良い作品でした。

65分と短めな時間でまとめている作品なので、もし少しお時間が空きましたらぜひご覧頂ければと思います。

今日は以上です。

さて、次はどんなB級作品を見ようかな♪

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