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図鑑感覚でながめる手帳


予定を書き込むだけなら100円ショップで手に入るシンプルな手帳で十分間に合っているけれど (実際来年使うものもそう) こんな手帳があるとは。 それは『天体観測手帳』なるもの。

手帳なので月間カレンダー、週間カレンダーがメインなのだろうけど、その他のページの充実ぶりがみごとで、手帳でありながらも一冊の図鑑くらいの価値があると思う。

カレンダーの合間にその月、その週の星空や天文イベントの情報が挟み込まれていたり、惑星、衛星、星雲、星団… などなどのデータページ、日月食や流星群などの予報、豆知識、その他もろもろ… とにかくこれ一冊あれば一年間天体観測を楽しめるであろうという内容。


週間ページには月齢や札幌、東京、大阪、福岡、那覇の日出日没、月出月没などが細かく書かれ、その日見どころの天文情報が載っていたりする。
観測のための情報は、門外漢の私は見るだけで目まいがしてくるような内容だけど (数字に記号に運行図… どういう意味?) 本格的に観測をしている人にはとても便利なのだろう、というのは、わかる。

じゃあ専門的なことばかり書かれていて難しいのか、というとそんなことはない。 星空の解説や豆知識は読み物として楽しめる上にボリュームもあるし、その時季、その時季の星図を参考にして星座を探してみるのもきっと面白いだろう。 ちょっと星空に興味があるだけの人からバリバリのベテランまでそれぞれの楽しみ方ができる手帳だと思う。

私は天体観測に関してはとても『観測』とはいえないほどの関心しかもっていなかった (月食や流星群が窓からちょうど見える位置なら楽しむというくらい) のだけど、細かく毎日の見頃の星座等が書かれていたりすると、今までよりも夜空を見上げることが増えるかもしれない。 来年の日々のちょっとしたお楽しみができた。



#絵ざっ記
#エッセイ
#手帳
#天体観測

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