見出し画像

44歳からの副業

現在44歳。
ふと副業してみようと思ったのが2年前の年末。

副業をしようと思った理由

今、某ITスタートアップ企業で人事をしてます。
今まで転職回数はXX回あり、人事としては4社目です。
(↑またここの内容もいつかnoteで書きたい💦)

人事って、1社で得れる知識やスキルは限定的だと自分は感じております。
その会社では通用するが、他の会社で同じように通用するかというと難しいのではと。
人事だからといって、いつまでもその会社に在籍できる時代でもないし、しがみついている社員ほど醜いものはないし、在籍しているのであればきちんとパフォーマンスを出せる人でありたい・・・という想いが副業を始めようと思ったきっかけですね。

また、セカンドキャリアのことも考えました。
自分が55歳を迎えた時に、どの会社からも求められるスキルというのを持っておきたいな。漠然とですけどね。

まずは自分のスキルと志向性の棚卸し

今までのスキルは営業と人事。
直近5年は人事がメインなので、将来的に伸ばしていきたいのは人事領域。
人事の中でも経験が活かせるのは、「採用」×「人事制度」×「営業スキル」

採用広報だけできる人はたくさんいるが、どれだけスカウトでいい文章が書けて、求職者がエントリーして内定となっても、会社自体の環境に受け入れる準備に不備があれば長続きはしない。
また、入社してからのその先の話まできちんとしているつもりだが、浅い人も多い。

つまり、会社としてのブランドや環境についても、採用すると並行して改善していかなければ、絶対に求職者は来ない。

きちんと社内の環境もブランドも整理した上で、きちんと適切なターゲットに対して広報することこそが、リテンションにもつながる。

特に求職者が気にする、「評価制度」や「昇給率」、そして「キャリアステップ」
ここの作成の経験もあるため同時に提案もできる。

そして、オンボーディング。
必殺技のOJTを乱用する会社も多々あるだろう。

きちんとその人のスキルや価値観を理解した上で、1ヶ月目、3ヶ月目を目標にどのような状態になってもらったらいいかを個別最適化できている会社は少ないと思う。

このような施策を提案する際に役立つのが営業をしていた時のマーケティングスキル。
求職者だけでなく、社内の人(それも役員と現場で違う)の考えの把握。
あとは、制作物も一通りディレクション経験があるため、会社の想いを具現化したい場合にも様々なツールを提案できる。

この辺りをきちんと文章として、副業先の方が見て即戦力で依頼できると思ってもらえる内容に整理することが大事です!


とりあえず副業マッチングサイトに登録

副業する前に、少しだけプチ副業はしておりました。
それがココナラ

採用面接の経験を活かし、新卒・中途の求職者対象に 2020年〜 54名の方に模擬面接を通じて、最適な選択肢をご提供してきました。

※興味ありましたらぜひご相談ください↓
https://coconala.com/users/1267123

余談はここまでとして、
まず登録したのが以下のサイトです。

①サンカク
②スキイキ
③コーナー
④シューマツワーカー
⑤ココナラアシスト

正直①と⑤以外は、書類選考で全然ダメでした。。。。

初めて副業が決まったのが①のサンカク経由でした。

サンカクが良かった点

あんまり全てのサイトをきちんと見定めたわけではないですが
サンカクでは時々面接前に座談会(オンライン)という希望者は必ず参加でき、副業先の方から会社説明や質問などを直接できる機会があります。

「会えば自分の魅力を理解してもらえるのに・・・」という多くの方はいますよね。

私もその1人です。

事前の基本情報やスキルシートにかける内容って文字数も含め限りがあり、文章が上手く、少しスキルを盛ったりする方がいたら、そちらに目移りするのは一般的ですよね。

だから、直接会えて、直接質問できる座談会に私は助けられたと思います。

初めてのマッチングした副業先は東海地方の不動産の会社

依頼内容は、採用の成功の支援。

いざ座談会に参加したら、私以外にも複数の候補者がおられ、フリーランス人事や、採用コンサルタントという方もいました。

不動産業界の採用は初めての経験でしたし、職種理解もままならない状態でしたが、
ただ採用の課題というのはどの業界も共通な点も多々あります。
そこで何がボトルネックなのかはHPを見たり、すでに掲出されている媒体情報を見て、仮説を立てて挑みました。

質問は積極的にすること

質問=自分の考えをわかってもらえる と思います。

周りの候補者は合同説明会やSNSの活用などを提案してましたが、
私は労働者人口の減少という背景を最初に話し、大きく2点の話をしました。

1:人が辞めない環境の提案
2:求職者が応募したいと魅力を感じる環境の提案

採用の相談となると、そのツールや使い方の話になりがちですが、
それはのちのちに考えるで十分。

予算をかけたりすれば母集団は作れるが、入社を決めてくれるか、活躍してくれるかは別の話。

まずは不動産業界という離職が高い環境にて、その元凶を把握し、それを解消することで社内の空気を変えましょう。
その空気は必ず求職者に伝播し、他社差別化を生み出し、自然と人が集まる流れができます。そして、不動産業界の仕事のやりがいをきちんと理解できていない人も多いので、定型的な文章ではなく、より現場の声に近い内容で求人票やSNS発信をしましょう。

という話をして共感いただけたかと思います。(当然具体的な策も盛り込みました。。)

この話をした時の会社側の反応を見て、本気で一緒に走っていただけるか、その決断力はあるかも見ておいた方がいいと思います。

いざ提案しても、「社長がYesと言ってくれなくて・・」というように改革を止めるような会社は本気で採用を成功させたいと思っていないと同じと思います。

「そうは言っても・・・」と思う気持ちはわかります。
組織って動かすのは難しいし、時間がかかりますよね。

でも、人の採用の時間って無限ではないんですよね。
昨今転職が頻繁になっており、より人の採用やリテンション対策は時間勝負となってます。そして、そのタイミングで本気で人を採用していかなければ会社の存続にも影響します。

このような条件でスタートしてます

稼働時間は月20時間ぐらい。
週5時間程度だが、常に多くのタスクがあるとは限らないため、
これは状況によっては前後することは了承いただいています。

月2回ペースで定期MTGを行い、状況の共有をしてます。

ただ、採用だけでなく、人事制度の見直しのご提案や社員インタビューなども積極的に行なっています。(評価制度なども)

すべてオプションではなく、最初に締結させていただいた契約金額内で行なっています

自分はあまり欲がないのかもしれませんね笑
それよりも副業先と信頼関係を強くしたいという想いのが方が強かったかもしれません。

ただ、全部背負ってしまうと負荷も大きく、本業にも影響するため、
あくまでも参考資料という形で雛形レベルの資料提供にとどめており、
ある程度副業先にもお願いする形にしてます。

また、リスクヘッジで資料作成などの際は、「自分はコンサルタントの経験はないので自己流です。そのため綺麗な資料などは作成できないかもですがご容赦ください」と、あまり先方のハードルを高めないようにしてます。
その状態で、きちんとした資料を出せば、そのギャップがさらに信頼につながると考えます。

副業してみて思ったこと

当初描いていた人事領域の引き出しは徐々に増えていると実感しています。
もっと色々な業界に関わりたいと思っているので、ちょっとずつ副業先を増やしていこうかなとも思っています!(ぜひご相談お待ちしております!)

そして一番芽生えた想いとしては、「地域への貢献」ですね。
人事として、このような形で地域創生できるんだっ!と少しモチベーションにつながっています。

そのため、今後はより地方でなかなか採用や人事制度周りの環境作りに苦慮している企業中心にご支援をしていければと考えています。

いいなと思ったら応援しよう!