
問題解決のためのアサーション「DESC法」をマスターして、言いづらいことを伝えよう!
こんにちは。
若年者就業支援センターの津島です。
学校でのグループワークや職場での会議、
あなたは自分の意見を伝えられていますか?
友人や恋人、上司や同僚の行動を変えてほしいとき、
あなたはきちんと伝えられていますか?
ちなみにわたしは上記の行動は苦手です。
「考えを上手に言語化できない」
「誤解なく伝えられるかな」
「わがままだと思われるかも」
このように考えてなかなか意見が言えません。
あなたはどうですか?
今日は話し合いの場で何かを決めたり、言うのが難しいことを話すとき、
何と言ったらいいか迷うとき、話が複雑なときに役立つ方法を紹介します。
「DESC法」です。

DESC法とは
DESC法はアメリカの心理学者バウアー夫妻らによって出来た考え方です。
問題解決のためのアサーションとも呼ばれます。
自己主張が苦手な人や、意見を言いづらい相手に気持ちを伝える際に役立つスキルです。
DESCとは以下の言葉の頭文字です。
D:describe(描写する)
E:express (表現する)
S:specify (明確に提案する)
C:choose (選択する)
DESC法の使い方
DESE法では各ステップで次のような作業をします。
D:状況や相手の行動を客観的に描写する。
E:Dで描写した状況や事柄に対する自分の気持ちを「Iメッセージ」で
表現する。
S:お互いの行動、妥協案、解決策を具体的に提案する。
C:Sの提案に対する相手の反応(Yes or No)を予測して、それぞれの場合
の結果を選択するセリフを考える。
DESC法の使用例
では、実際の場面に当てはめてDESC法を使ってみます。
〈場面〉
友人とカフェへやってきました。
あなたは禁煙者、友人は喫煙者です。
やってきたカフェは喫煙席もあるカフェです。
あなたは全席禁煙のお店がいいと思っています。
この設定でやってみましょう!
D:あなたはタバコを吸います。私は吸いません。
この席は喫煙席に近いので煙が流れてくるね。
↓
E:私はタバコの煙で気持ちが悪くなってきた。
あなたはむしろ一服したくなったかもね。
↓
S:あなたが喫煙席で一服してから、禁煙のお店に移動しない?
↓
C:(Yesの場合)
あなたが喫煙席で一服している間に次のお店探しておくね!
(Noの場合)
じゃあ今日は帰るね。

自分も相手も気持ち良く
いかがでしたか?
「私タバコ吸わないし、煙で気分悪いからお店移動しよう?」
私だったら何も考えなければこのような言い方になってしまいます。
DESC法で組み立てた伝え方と比べると、自分のメリットだけ考え、相手への配慮を欠いていますね。
DESC法を用いた際は [S] のステップでお互いにメリットのある提案ができていますね。
DESC法を用いて「私もOK、あなたもOK」なコミュニケーションスキルを身に付けましょう☆
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