先生!!バナナはおやつに含まれますか? 中野友貴
「おやつバナナ命題」には、法解釈の技術をみにつけるエッセンスが含まれている。
法解釈の技術とは、法令や契約書といったルールを読み、使うために必須の技術
〇バナナが「おやつ」に含まれるかどうかの問題
→「おやつ」とはいったい何なのかを明らかにしていく
→以下の手がかりを用いてルールを解釈していく
「文理解釈=言葉の本来の意味」
「目的論的解釈=ルールの趣旨・目的」
「他のルール」
「利益衡量=バランスを確保するための解釈」
「常識=一般常識や特定の業界等の常識」
→結論から言うと、ルールの解釈は、立場によって異なる為、最も説得的な解釈が判断権者によって採用される
→正しい解釈が存在する訳ではないため、説得力を失わない範囲で、自らの都合に立った解釈を展開する
(判断権者は事案ごとの判断をするため、事実関係が異なれば、結論が異なる場合があるからです。)
タイトルの「先生!バナナはおやつに含まれますか?」に惹かれて読みましたが・・・
理解はできましたが、納得はできませんでした。
要は、立場によってルールの解釈が異なるということ
本書では、バナナがおやつに含まれる場合と含まれない場合の事例があったのでわかりやすかったですが
(バナナ1本持ってきた場合、バナナ1房持ってきた場合、弁当箱にカットバナナを持ってきた場合等)
腑に落ちない感じでした。
これが法(ルール)の解釈ということですかね
しかし、法や契約書の読み方の入門には良かったと思います。
他の本だともっと難解だったと思います
読み進めれば進めるほど、相当高度な内容もありました。
ほぼ理解できませんでした(笑)
今後、ルールの読み方、使い方で悩んだら再度、この本を手にして読み直します(笑)