【エッセイ】偶帳・冬雪抄 序

偶帳たまさかちょう冬雪抄とうせつしょう

 どうも、カガリです。
 この作品は、5年前にカクヨムに投稿していた『偶帳たまさかちょう』の続編になります。5年前の私は高校2年生でした。その時から僕はさまざまなことを学び、考え方が変化しました。

 なぜこの名前にしたのかというと、たまさか、思いついたことを記すメモだからです。冬雪抄という名前は、枕草子の春曙抄もじっています。私自身、北海道出身というのもあって、冬が大好きなんですよ。一つの帰属意識なんですかね。これは。
 高校生の頃の僕はどこからでも情報を仕入れる好奇心旺盛な少年でしたが、今の僕はそのことをどう生かすかを考えています。よく周りの人からは変わり者だな、変な奴だなという奇抜な目で見られるので、日々自分が疑問に思っていることや、偶々思いついたようなことを書ければいいなと思っています。
 さて、エッセイストの私の自己紹介をば。

 篝 永昌カガリ ナガマサと申します。序説を書いている現在、とある大学で20歳にして、大学二年生をしています。専門分野は、人間についてです。心理学、教育学、社会学、社会福祉制度、人間学、異文化交流・理解論など、人間の本質について学び、教員を目指しています。得意教科は社会と英語です。
 アスペルガー症候群という発達障がいを持っていて、他人とコミュニケーションを取るのがものすごく苦手です。昔よりかは良くなったようですが、未だにやらかすことが多いです。周りの人には異文化理解の一端として、自分の発達障がいのことはカミングアウトして、自分がどこがいけなかったのか、どうすることが正解だったのかを尋ねるようにしています。しかし、それでも僕のことを理解しようと思う人が少ないことが否めません。理解の強要も思考の自由を奪うので、自分のことをカミングアウトするのは倫理的に良くないのかな、と思い始めてきたり。兎にも角にも、自分はこの障がいを他人に対する、免罪符に使うつもりはありませんが、少なくとも支援はされたいな程度には思っています。

 最近は日本の教育について、よく考えています。教育とは何のために存在するのか、子どもたちにとって良い教育とは何なのか、今の学習指導要領は本当に子どもたちにとっていい影響を及ぼすのか。教育課程を履修しながら僕はこの難題に立ち向かっているところです。

 創作においては、主に小説を書いています。作風は、なろう系や異世界系ではなく、伝奇ファンタジー系や現実的な話を書いています。しばしばイラストや、曲作り、今はほとんど停滞していますが、ゲームを作っていたりします。現実世界で感じた理不尽なことや、理解し難いもの、そして僕にとってトラウマになりうるような、辛い出来事とかをよく小説に書き起こしています。フラッシュバックは辛いですが、話を書く原動力になっています。
 好きな作家は宮沢 賢治、奈須 きのこ、虚淵 玄、そしてアンデルセンの四人です。昔、『雨ニモ負ケズ』の人物像になりたくて本当に頑張っていた時期がありました。
 好きな作曲家はショパンです。特に子犬のワルツは好きですね。昔はモーツァルトのトルコ行進曲が好きだったらしいのですが、多分聴きすぎて飽きてしまったんだと思います。ナポリタンを食べ過ぎて嫌いになった、と同じような話です。

 偶帳の後の経歴ですが、とある事情犯罪ではありませんで高校を退学させられています。その後、一年間アルバイトをしながら、高卒認定試験を受験し、一年遅れで受験し、今の大学に入学。そして現在、GPA:3.7を目指して奮戦しているところです。成績優秀のためではないです。

 現実世界では、たまに会話が噛み合わなくなる時があります。三秒前に主張したことと、三秒後に言うことが真逆な時があって、その主張をしたことすら覚えていない時があります。それに、最近よく病みます。こういう仮想世界の時は、文字がすぐ消えず、ちゃんと頭の中で読み込むことができるので、処理が追いつくんですけど、現実世界だと話している時に脳が処理落ちすることがあって言葉が急に出てこなくなる時があります。あと、会話中、本当が息が続かないです。不眠症持ちです。自分を客観視することが得意です。こういった側面をよく現実世界で出すので、いろんな人から非難の目で見られます。私がそう見えるだけかもしれませんが。

 ざっと、私はこういう人物です。以後、お見知り置きを……。あまり偶帳を更新しすぎると、小説の題材が消えてしまうので……ちょっと気をつけながら、更新していこうと思います。

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