認知科学コーチングで日の名残りバイアスを自己点検&イノシシのグラーシュ
グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。よいお天気で家でストレッチのあとお昼前にジョギングしました。まだ距離やスピードは全然ですが毎週運動が習慣化してきたのが嬉しいです。コロナ禍の副産物です。
そして午後はこちら↓motokoさんのnote投稿に書かれている「認知科学に基づくコーチング」に興味を持ち、セッションを受けさせていただくことなりました。学びが多かったです!
この投稿に出会う前の背景として、なんとなくwant toで生きる世界の扉を閉めてはいないけと開け放つことが少なくなっているなと感じていた昨今、よい機会だと響くものがありました。
元々内省型の自分なので、傾聴や共感、応援、あるいはもっと強めにあなたに無意識のやりたいことが!と心の中にグイと手を突っ込まれるようなコーチングだったらおそらく敬遠していましたが、
ただ今回のmotokoさんがされているコーチングはアプローチが違うので、シンプルに「面白そう!」「お願いします!」となりました。
事前に予習事項をインプットしてからいざセッションへ。
初回なので改めて認知科学コーチングの解説や時折私からの質問に答えていただきつつ、例のwantの世界に踏み入れます。
ちょっと怖いぞ、これが現状維持バイアスか…。
私の脳にはどんなクセがあるのかセルフトークしながら探るのですが、内省は得意なつもりでしたが、motokoさんのコーチングがあって出てきたセルフトークがあり収穫でした。
たとえば私のアウトプットをまとめてこういうことですかと対話しているうちに、自身流暢に語る部分と急につまる部分が出てきたんですよね。そこは自分がwantの世界への扉を細くしか開けてないところだったり、現状の『外』のゴールを置くことに戸惑う自分で、その戸惑いをしっかりと認識することも重要だと感じました。自分は何を見て、何を避けようとしているのか、なにが不安なのか、本来の気持ちは?と続き
そこから未来にどうつなげる?🤔
へ。最初は調子良くしゃべっていましたが、肝心のこのあたりに途端に言葉が詰まり、motokoコーチにヒントを出してもらいながらようやく少しですが言語化できました。
私たちの脳は、
・現状維持が大好きで、
・今現在の自分にとって重要な情報ばかりを摂取して、
・無意識下で自己イメージをつくり続けている
とのことでまさにそのバイアスがあることを認識する体験。これはコーチングしてもらわないとできないので貴重な体験でした。無意識に働きかけるほどの仕上がりになったかな…。We will see.
そしてセッション中々、自身が昨日オンライン読書会で議論したカズオイシグロの『日の名残り』の主人公、スティーブンスを思い出していました。
内容紹介
短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生き続ける。失われゆく伝統的英国を描く英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。
このスティーブンスの回想は、明らかな嘘ではなく、真摯に大いに語るのですが、まさにバイアスが非常にかかっています。実際にそのバイアスに気づかないまま、自身の理想を貫いた結果だと得たものは苦い現実。そして人生の夕暮れ時を迎えるのです。
最後の終わり方はほんのり前向きスティーブンスにホッとするのですが、どうも回想中、最後まで語っていること、沈黙することが本心とどうもあわないままで終わり、読者に色々考えさせる余白のある小説です。
スティーブンスの思考やこ人間らしく、悲しく愛おしい部分でそして誰しも心にはスティーブンス的なものが住んでいるというのが本を読んだ感想でした。
この作品を読んでいたからこそ、自分の尚「脳のクセ」が心配になったのでは?とコーチングを受けたくなった理由を自己分析しています。
偶然のような必然の引き寄せを感じたこの週末は、暫定解ながらインプットアウトプット両方できたので心がスッキリしました。
さて夕ご飯もアウトプットしなければなりません(笑)
今日はドイツっぽい肉肉しい料理をよしおさんが希望したのでスパイスたっぷり(ただし辛くはない)グーラッシュです。
スパイスにアニスやクローブ、ジュニパーベリーがあり、オレンジの皮も入れるので
香りが「クリスマスだね〜」と煮込み中うっとりするよしおさんです。
補足しますと、冬やクリスマスが来て欲しいという意味ではなくて、クリスマスクッキーやホットワイン、クリスマス料理によくあるスパイスのため香りにもれなく幸せイメージがついてくるようです。
できました〜♫
卵麺のシュペッツレはターメリック入りなので黄色くなっています。ソースにはカカオも入っているので薬膳料理みたいになりました。元気がでるかな?
本日の赤ワイン: 仏 ローヌ、シャトーヌフ・デュ・パプ 2011(グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー、クレレット、ヴァカレーズ、ブールブーラン、ルーサンヌ、クノワーズ、ミュスカルダン、ピックプール、ピカルダン、テレ・ノワール)
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊
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