ポークフィレとブロッコリーのグラタン
グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。か、花粉が飛んでいる…。朝から少し鼻が反応しております。春ですな。
春といえば、ドイツの大掃除は春で、Frühlingsputzフリューリングスプッツ(春の掃除)という言葉があるくらいです。高緯度で急に日が高くなるのと青空の日が増えて明るさが増すので窓の曇りが目立ってしまい、やらなきゃ…と思う季節でもあります。ただし、今日は雨が降ったりやんだりで空も暗く、窓掃除はやめて別の拭き掃除をしました。よしおさんと分担してお掃除です。
頑張った後のおやつが美味しいです。
合間に動画を視聴。
NATO話、勉強になりました。紹介された本も読みたいのですが、電子書籍が出たら買おうと思います。軍事同盟であり、政治同盟でもあるNATOというインフラについて知ることが出来ました。なかなかそもそも論を学ぶ機会なく。冷戦後、政治同盟としては解体説もあったが、むしろ東欧や中欧側、例えばポーランドの加盟への情熱は益々高まり、ボスニアヘルツェゴビナの停戦に貢献した役割で必要性を実証した側面。「東方拡大」はその意味でもポーランドをはじめ東欧中欧からの引力による側面が大きいという説明になるほどと。一方で軍事同盟としては解体説なく、初代事務総長の言葉、ロシアアウト、アメリカイン、ドイツダウンの原則は今も引き継がれているなど、無料版なのに濃い内容でした。
有料版はウクライナの話と絡めてとのことでしたが、有料会員でないので無料版で失礼します。ありがとうございました。
するとYouTubeさんが忖度して、「これ観る?」と次の動画を提案してくれました。
防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄さんによる「ロシア・ウクライナ戦争の1年の評価、今後の見通し」です。
原因論や意思決定の合理性を巡る論点、核抑止、今後の展望などについて話された動画です。1時間たっぷり、高橋杉雄さんの冷静なレビューが聞けて勉強になりました。現在進行中の戦争で出される公開情報の受け止め方の心得から、冷戦構造からロシアの選んだ道、プーチン大統領からみた意思決定の「合理性」、なぜウクライナ国民がロシアを受け入れると予想してしまったのか、そして高橋さんの本来のご専門核の話も最後に少し。
「狂った」プーチン大統領が「非合理的」判断をしてウクライナに侵攻したのではなく、プーチン大統領なりに、ロシアのアイデンティティを考え、ウクライナをロシアの勢力圏に入れ込むと判断し、情勢分析して今なら易々と占領出来るから侵攻するのが「合理的」と判断したのではないかという高橋さんの分析には説得力がありました。また情報部としてはプーチン大統領が何をあげようがウクライナ侵攻するのは変わらないとして、忖度した歪められた情報を大統領にあげた可能性を指摘。アメリカの湾岸戦争でも同じことが起こっておりロシアだけの話ではないとも。
そこで私がおもいだしたのが日本の例。決められないカイギを延々と続ける中で外交的に追い込まれた日本。日米開戦時に石油の備蓄がどれだけ持つかが戦争遂行能力のカギという中で鈴木貞一企画院総裁は、すでに戦争をするほうに傾く空気の中で抗うことを諦めた鈴木企画院総裁は、最後に「辛うじて自給可能」と言ってこの発言が日米開戦をやれるという根拠になりました。近衛内閣当時彼は「蘭印の石油産地 を占領しても破壊されるので石油の入手は 困難 報告していたにも関わらず。確かにこの手の話は何もロシアだけで起こる話ではない。しかし正しい情報がなければ、正しい判断もできるはずがない、そのことを強く意識しなければと思います。他人事ではなくどの国でも、どんな組織でも起こり得ること。
これも最近なんとかして見ましたので、高橋杉雄さんの振り返りと見通しも聞かせていただき、色々考えさせられました。欧米と一線を画すことを決めたロシア、欧州に寄り、独立と自由を望むウクライナ。ブチャの虐殺で決定的になった溝…。ロシアウクライナが折り合える停戦条件が今のところないこと…。中々厳しい現実ですが、日々の戦況やメディアニュースを追うだけでは見えない高橋杉雄さんの指摘は非常に勉強になりました。
さて、本日の晩御飯はあまり張り切って頑張らなくてよいグラタンです。ブロッコリーや根野菜をたっぷりと利用。
クレームフレーシュを使うのでややさっぱりした仕上がりのグラタンです。
フィレは塩胡椒にマスタードで味付けしてからソテーしたものをオーブンへ。野菜も下茹でしてからオーブンで焼きました。
完成です♪
お皿にとりわけて美味しくいただきました。グラタンは最後は皆同じに見えますな…。笑
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊