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英語を学ぶのは何のため?

かと聞かれたら、いつも答えることを決めています。 

それは英語を学ぶのが嫌いで、「自分は一生日本から出ない」と豪語していた生徒を数多く見てきたから。世界とどんどんシームレスになっていくこの時代において、日本から出ないと言っている彼らに何を伝えられるだろうか、と考えたから。もしかしたら、本当に一生日本から出ないまま終わるかもしれない彼らに、そうだったとしても日本で増加する外国人労働者や世界の問題にいずれかの形で関わってていかなければならない彼らに。

そんな生徒たちに伝えたい、英語を学ぶ理由は

自分が自由になるため!

これが私の答えです。
英語が話せたら、英語が理解できたら、そして英語が少しでも好きであり続けることができたなら、そこに可能性が増え、選択肢が増える。つまり、自分の生き方を選ぶことができるのです。

英語は心の窓といつも伝えています。日本語が話せれば家に窓が一つついていて、そこから外の様子を見たり、外の人と話したり、出ていくことができる。英語を話すことは自分の家に窓をもう一つ増やす事。英語の窓を通して違う風景を見ることができます。語学学習は自分の世界観をも広げ、固定観念や枠組みから自由にしてくれるものです。

英語学習は自分の翼を大きくするようなもの。高校だけで終わる勉強でもありません。

「一生日本から出ない」といっていた生徒も、高校の授業で英語が嫌いにならなければいつか学び始めたり、海外の人と交流をしたり、異文化を理解する日がくるかもしれない。

英語を嫌いにさせない。英語って面白いと思ってもらう。そして、生徒自身の世界を広げてほしい。

そんな思いで毎日授業しています。

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Kae Takaoka
Teachers of Japanではティーチャーアイデンティティ (教師観)の発見を通じて日本の先生方がもっと自分らしく教育活動に専念し本来は多様である「教師」の姿を日本国内外へ発進しています。日本の先生の声をもっと世界へ!サポートいただけたら嬉しいです。