好きなことを言う英語の授業 パート2
先日、たまたま友人と話をしていて「(私)の授業は生徒が本当に好きな事言っているよね」と言われ「そう、私の授業は生徒が言いたいことをいう授業なの」と返したものの、「授業で生徒が好きなことを言う(言える)のは珍しいスタイルなのか」と改めて自分を見つめる機会になりました。
私は静かな授業がとても苦手です。
一人で話し(授業)をしていると完全に病むタイプなのです。
コミュニケーションを取りながら授業をするのが大好きで、そこから生まれるものから粘土のように少しずつ組み立てていく作業が大好きです。
決められたことはできるけど苦手。
楽しくないことでもコツコツ努力はできるけれど、楽しい方が好き。
静かにしてることもできるけど、わいわいする方が好き。
そう言う私の性格と英語という教科の特性も相まって、私の授業は人と関わりながら学ぶスタイルの方が多い気がします。
中には、関係ないことを言うと注意をする先生もいますが、私はなんでも教室で生徒が共有しようとしてくれることが嬉しいので、なんでも聞きます。
「お腹減ったー!」でも「疲れた!」でも「帰りたい!」でも「今日放課後映画行くねん!」でもなんでもOK👌
つまり私の授業は基本的には「会話」です。(と言うか会話がしたい)。人と会話するときには、「これは話していいけど、これはダメ」なんてことはありません。それと基本的には同じスタンス。
それはある意味自然なことのように思えるのですが教室と言う特殊な状況ではその「自然」が難しいこともありますよね。
教室では静かにする。
当てられてから発言をする。
正しい答えを言う。
言われたことを(必ず)する。
高校生になると、だいたいこのようなことへの価値観は形成されています。
これは授業が効率的に進んだり、周りの人が不快な思いをしないために有効ですが設定自体が不自然です。
だから「言いたいことをいう授業が」珍しいと思われるのだろうと思います。
学校や教室はいろんな意味で特殊なのかもしれません。
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