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EIと空気

  「空気を読む」感覚は、空気をあまり読む習慣のない外国から見るとやはり日本人のこの感覚はとても特殊だと思わざるを得ません。

心の知能指数、いわゆるエモーショナルインテリジェンス(Emotional Intelligence )としていつか、研究され、スポットライトがもっと当たれば良いなと思っています。

エモーショナルインテリジェンスについては以前少しまとめました。

下の図はエモーショナルインテリジェンス(心の知能指数)の概念図です。心の知能指数研究のパイオニアであるイエール大学のピーター・サロベイ教授のものです。

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Conceptualization of emotional intelligence. Source: Salovey and Mayer (1990).

この図によるとEIには3つのグループがあることがわかります。

⑴ Appraisal and Expression of Emotion (感情の賞賛や表現)
⑵ Regulation of Emotion (感情の統制)
⑶ Utilization of Emotion(感情の使い方)

そして、例えば「空気を読む」能力は、⑴Appraisal and Expression of EmotionのなかのEmpathy(共感力)の活用においては優れているのではないかと思います。

日本の国語教育でも登場人物に感情移入してその気持ちを考える活動があることは下の記事でも紹介しました。

逆に不得意なのは自己(Self)の感情を言葉で(Verbal)表現したり、するところでしょうか。

もっと深掘りしたら日本の教育(フォーマル、ノンフォーマル)がさらに力を入れるべきところや、国際的にみて得意な所など明らかになるのではと思っています。

エモーショナルインテリジェンスについてはもっと勉強してみたいです。

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