アメリカの生徒が制服の代わりに着ているもの
「日本の学校には制服があるけれど、アメリカの学校には制服がない」なんていう内容の異文化理解に関するレッスンが教科書に載っていることはよくあることです。(ちなみに、私の勤務校の1年生の最初のレッスンも同じ内容)
しかし、実際にアメリカの学校に行ってみるとちょっと事情が違うな、というかんじでした。
確かに、制服はありません。
でも変わりに学校名が入ったTシャツやパーカーなどを着用している生徒をたくさん見かけました。しかもスクールカラーというのがどこの学校にもあるので、その色の服を着ています。
PTAが販売をして、その売り上げをPTA運営費にしている場合もありますし、部活動をしている生徒は部活名が入った同様のものを着ています。パッとみるだけで、何部の生徒かも分かります。柄もデザインも様々ですが、廊下でよくよく眺めてみればたくさんの生徒が学校名の入った服を着ているという状況になるのです。
私の勤務校のカラーはオレンジとブルーでした。ちなみにスクールカラーは至る所で見られます。校内の椅子や壁紙、掲示物はもちろん、イベントには小物や備品もできる限りスクールカラーになります。その風景は圧巻。自分たちの学校にいるんだなーという気持ちにさせられます。
日本の様なフォーマルな制服とは違いますが、意外にも学校の服を着ている生徒が多いというのが発見でした。所属意識って面白いですよね。
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