
【MOVIE】ロボット・ドリームズ
DOGとロボットの友情の物語
Earth, Wind & FireのSeptember 。
あんなにノリノリの明るい曲が今は切なく響く。
主人公は一人暮らしのDOG。
レンチンご飯にひとりゲームの孤独な毎日。
寂しくて友達ロボットを買うところから物語は始まる。
ロボとの何気ない日々が尊く、
季節は巡ってゆく。
そしてラスト10分、ロボの行動に涙が止まらない。
斜め前の60代くらいのおじさんも号泣。
誰も悪くないし、いい子たちなんだよ。
メインじゃない意地悪な奴らはいたけどね。またそこがリアル。
セリフがないからこそ
シンプルなタッチかつ登場するのが人間ではないというところが、
見る人の想像の幅をいくらでも広げてくれる。
そう、そしてこれはセリフなしのサイレントアニメ。
これがさらにイメージを膨らませる。
言葉がない分、音楽のインパクトも大きかった。
80年代のさまざまなジャンルの音楽が映画を彩る。
そして印象的なシーンで流れるSeptemberに心抉られた。
Septemberが流れると泣いてしまう体になってしまった。
友情の物語となっているけど、
昔の恋愛を思い出したり、
友達のことを思ったり、
ドッグとロボの関係は見る人によって様々なことを想起させると思う。
映画を見た夜にまた思い出して考察してたら
さらに心に巡ってわんわん泣いた(犬にかけてはいない)。
これが心揺さぶるってことか。
ほっこり切ない、素晴らしい映画でした。
前情報なしの映画鑑賞が良い
今回、時間ができたので思いつきでDenkikanへ。
Denkikanは大衆映画ではなく
映画ファン好みの通な作品を上映しているハイハイハイセンスな映画館。
ちょうどいい時間にやってたのがロボット・ドリームズだった。
本当に急だったので予告編もあらすじも見ずにいざスクリーンへ。
世界観も、流れもわからないまま見る映画のおもしろさったら。
ハッピーなのかダークなのかもわからない。
先が読めなさすぎてずっとハラハラ。
結果ものすんごい楽しかった。
絶対カロリー消費多くなるよ。痩せる。
今後も極力、前情報を入れずに映画鑑賞しようと思う。
だから、予告編じゃなくてSeptember貼っとくね。
映画見た後にまた聴いてみて。
熊本ではDenkikanで1月23日(木)まで上映中。ぜひ。